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住まいのこと

現在戸建て賃貸(実家)に住んでおり家賃の支払いは約20年前に親からわたしへバトンタッチされた。わたしは一度家を出たものの親が実家の家賃が払えないから戻って欲しいと頼まれて戻り早20年。
この家も私と同い年で築50年目前。全くの未修繕のため屋根が大変なことになっており雨漏りもしている。床も相当痛んでいる。
大家さんは父の古い知り合いの義理の娘さんだったようで離婚して地元の東京へ戻った後に元夫が若くして亡くなり田舎の家を相続した形らしい。歳は私の親と変わらずもう高齢者だ。
契約は個人間で賃貸契約書も当時の手書きのもので全く更新されていないので、そのあと家賃の値上げがあったり振り込み口座が変わったりしたのは大家さんからの電話連絡や手紙だけ。修繕に関しては言ったら「そっちで勝手にやってください。」と言われたと言い続けているが父は嘘つきなので信用できないけれど貸してから30年以上修繕なしで不具合がないはずがないのだ。経年劣化の修繕を賃借人が家賃払いながら修繕して費用負担するなどありえない話だと思っている。しかし人が住んでいると修繕なしでここまで住めるものなのだと感心したりもする。
私から大家さんに連絡をしてみようと考えたこともあるがそれがきっかけで退去を迫られたら困るというのが理由で結局怖気付いてやめた。もう30年以上家賃を払い続けて持ち家ならローンを完済している頃だっただろう。お金をドブに捨ててきたようなものなのか、そうでもないのかは分からない。
しかし後何年もこの家が持つのか分からないし、ある日急に大家さんに退去を迫られるか分からない。引越し先を真剣に探そうとしたこともあるが1番の問題は父、2番目はねこである。
父は自己愛性人格障害で非常に扱いが難しく自分勝手の塊みたいな人間だ。賃貸なのにあちこちに釘を打ちまくる。お風呂の換気扇は引っ越してきたばかりの頃に「うるさい❗️」と言って配線を切断した。他にも色々あるけれど…
もうこの家には建物としての価値はない。でも新たに借りた場合にそんな勝手ないことをされたらたまらないのである。認知機能もだいぶ衰えてきているし父を抱えて新居へ引っ越すことは考えれば考えるほど無理なのだ。そして愛猫3匹がいるのでなかなか3匹入居できる賃貸がないのが現実。
今からローン組んで家買うのも無理がある。きっと審査に通らないし万が一通ったとしても完済できない可能性が高い。
しかし父も私もこの家の家賃を滞納したことがない。支払い能力あるじゃないか。でも今更遅い。
もし大家さんにこの家を買いとってくれと言われたらそれも困る。買い取ったとして建て直さないと住み続けられないし家賃で3,000万近く支払った家にさらにお金を出したくない。
もっと能力と行動力と経済的があれば良い解決方法があるのかもしれないけれど私というちっぽけな人間の考えはこんなもんだ。
正直どうかこの家に住み続けられるうちに父が天国へ行ってくれることを願っている。引越しはそれから考えたい。後何年なの?
その先の未来はどうなんだろう。一生賃貸だといずれは貸してもらえなくなりホームレスという末路なのかな。だったらその時は人生終わりにしよう。それで解決だな!
住まいのことをくよくよ考えだすと不安でたまらなくなる。でも考えても無駄だから究極人生終わりにしたらいいかという結論で極力考えないように逃げている。


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