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ひとり飯はいいぞ〜!たとえ1万円でも払う価値がある!

前回の記事では一人旅を充実させるコツについて書きました。

後編はまた後で書くけれど、
そういえば「ひとり飯」の素晴らしさを語らずして一人旅の楽しさは語れないなと思ったので、今回の記事では一人旅の番外編をお届け🍽️

※飯テロ注意。お腹がすいている人はあとで読んで!

旅をするときに力を入れる場所は人によって違うと思うけれど、
私の場合、旅の優先順位は
ご飯>>環境(景色)>>宿です。

これは何があっても揺らぎません。
そこでしか食べられない美味い飯を食べるために旅をしている、と言っても過言じゃない。

なので、ご飯には一切妥協しません。
多少時間をかけてでもベストを模索するし、クオリティのためなら惜しまずお金を出す!

予算の割り振りも、食事が最優先です。

これは人生で1番美味かったマルゲリータ
登別温泉にあるよ


そもそも、お金をかけたときに「金かけて良かったー!!悔いなし!!」と一番思えるのって、モノやアクティビティよりも、ご飯だと思っています。

高い買い物は後悔することがあるけれど、美味しいものを食べて後悔することは絶対にないからね。

帰ってからも「あの店美味かったなー」と思い出すたびに幸せになれるし、グルメ情報は老若男女、立場関係なくみんな求めているので、一番ハズレなく盛り上がる話のネタにもなる。

「いい旅館に泊まった」という話は人によってはマウントだと思われる可能性もありますが、「最高に美味い飯を食べた」は「自慢でーーーす!!✌️😄✌️」みたいなテンションで語ったとしても、本気で不快になられることはまずない。

しかも、飯の話はいつでも、どこでも、その店が潰れない限り一生擦れるので、「美味い店の情報」はお土産としても費用対効果がバツグンです。

時間とお金をかけてでも、力を入れるべき部分。それがご飯だと個人的には思います。

「美味しいご飯を食べる魅力はわかったよ。でも一人で食べるご飯って寂しくない?一人のご飯にそんなにお金かけるのってもったいない気がする…」
と思うかもしれませんが、いやいやいや、そんなことはありません。

むしろ「ひとり飯こそ贅沢するべきだ!」と私は主張したい。

僕を信じろ!

見せてあげよう、ひとり飯の世界


ひとり飯の最高なところは、ズバリ、目の前のご飯に集中できること!

人と食べるご飯ももちろん美味しいけれど、人と食べるご飯の主役は、実は「ご飯そのもの」ではなく「その人と食べる時間」

だから「これは相手が苦手だから頼まないようにしよう」とか「予算的にこっちを頼もう」とか、「これならシェアできるな」とか、色んなことを気にします。
食べてる最中も「私は美味しいけど向こうは口に合ってるかな?」と気遣ったり、はたまた「最近仕事がさ〜」とご飯に関係ない色んな話に花を咲かせたり。

人と食事をする時、あくまでご飯は「その人との時間を彩ってくれるサポーター」なので、ご飯"だけ"に集中するのって意外と難しい。

「この店の肉としいたけのメニューか美味しかったこと」はなんとなく覚えてるけど、「このメニューについてるしいたけが直径5cmくらいあって、肉厚で、噛むと汁がジュワッと溢れて、それがバターと醤油と絡んで、しかも炭火焼きの香りをまとっていて……」とまでは覚えていないわけです。

でも!ひとり飯は違う。

ひとり飯は、一人だからこそ、「ご飯そのもの」が主役の時間を楽しめます。
ご飯だけを楽しむ贅沢な時間がそこにあるのです。

具体的に、どう楽しむか?

ご飯が来たら、まず観察から始まります。

例えば、「この天ぷら、衣が薄くて繊細できらめいてる…!」とびっくりする。
で、それを記録するために写真を撮ります。
(冷めないように、サクッと)

この時店主に「ご飯の写真を撮ってもいいですか?」と一言添えると、礼儀正しい客として好感度高めです◎

小樽の天ぷら屋さん


人といたら、その場で「美味しいね」「ねー!」と共感して終わってしまうけれど、いかんせん1人なので語る相手がいません。

なので、「この見た目や味の感動を人に伝えたい!」と意識しながら食べることになります。

「なんて話そうかな、誰に話そうかなー。これはサクサク、これはホクホク、肉汁がジュワッと…味付けは甘辛いけど濃すぎなくて、新鮮な素材の味を殺すことなく……」と頭の中で味を言語化したり、写真を見せながらこのご飯について語る自分の未来を妄想しながら食べるので、ご飯の記憶が強く残ります。

だからこそ「高いけど美味い飯」は一人でこそ食べるのがいい。

ご飯にかけた金額分、時間をかけてしっかりとご飯を楽しんで、SNSで自慢して、後日思い出しては幸せに浸って、更に人との話のネタとして擦り続ける。

あんまりコスパやらタイパやらと言いたくないけど、あえて言うならコスパが最高。費用対効果、バツグン!

そもそも、ひとり飯に3000円以上払う人なんてあんまりいませんからね。「一人で高い飯を食べた」というだけで話題性はバッチリです👌

3500円の海鮮丼

極論、人と一緒に食べるのであれば、一緒に食べる人が最高の人でさえあれば、ファミレスでも料亭でもそれぞれ幸せな時間を過ごせるんですよね。

でも自分一人だと、ご飯のクオリティと幸福度が完全に比例します。スマホ片手に食べるマックと、素材や味付けを意識しながら味わう逸品の満足度の違いがどれほど大きいかなんて言わなくても伝わることでしょう。

勘違いしないで欲しいのは「高い飯を食べろ」と言いたいわけではないよ!!ということ。

そうではなく「1人の時こそ、クオリティが高い飯を食べよう。そのためなら時間も金も惜しむべからず」ということを、私はひとり飯の伝道者として伝えたいのです。

アイヌ料理のコースに1万円払ったよ

ちなみに私は、美味しいご飯を食べた時はお店の人に「めちゃくちゃ美味しいです、感動してます!😭」と積極的に伝えます。
言われて嫌な人はいませんからね!

日本にはチップ文化がないからこそ、美味しいご飯を出してくれたことや良いサービスをしてくれたことに対するチップを、言葉や態度で支払おう!と私は意識しています。

だから本気のひとり飯の最中は、基本スマホを見ません。写真を撮る時以外は裏返しにしています。

「良い客」してると、近くのおすすめスポットとかのいい情報を貰えることもありますからね…(浅ましい)

ウニ丼

そんなわけで、私はひとり旅だけじゃなくてひとり飯も大好き🫶

ひとり飯はハードルが高いと思う方もいるかもしれませんが、「入ったお店の中にいる人(他人)にどう思われるかな」なんて気にする必要ありません。

というか、入ったお店の中にいる人に「おっ、なんか素敵な人が入ってきたぞ」と思われてやる!くらい攻めの姿勢で堂々と振舞えばいいのです。

「友達や家族に話すいい話のネタを仕入れてくるぜー!」という気持ちで、ぜひトライしてください。

ではでは、素敵なひとり飯ライフを🫶


今日もよく生きました‪ 🍴
次の記事でお会いしましょう

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