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店内を走り回る子ども、放置する親

(この記事は3分で読めます。)

こんにちは。
ジェンダーレス母ちゃんの中村 炎です。


「あーっ!イライラする!!!」

と、職場の若い子が、休憩室に駆け込んできました。



話を聞いてみると、

ソーシャルディスタンスを守らなければいけない店内、
お子様2名が走り回って暴れ出してしまい、
保護者の方も、全く話を聞いてなかった、
とのこと。



ママさんに
「お子様と手を繋いでいてください。」
とお願いしても、全然聞いてないし、
パパさんが子どもに何回も
「もう帰るで!」って言って叱っても、
結局子供は全然話聞かないんです!




ほぉ。


ここで、私には2つの感情が湧きました。


まず1つは、
うちの若い子の仕事への取り組み方、このまま行くとマズイ方へ行きそうだから軌道修正しないとな。

そして もう1つは、

…あぁ、そのお母さん心配だ…



この2つ。


1つめは、
皆さんの職場でも あるあるだと思うのですが、

今ここで職場が、「分かるー!イライラするよねー!」という空気になってしまうと、
強い負のオーラみたいなものを伝染させてしまい、
「トラブルは全部客のせい」という感覚が
従業員みんなに染み付いてしまって危険だな、と。



なので まずは、
「大変だったんだね…。よく頑張ったね!」
と 休憩室のみんなで労った上で、


世の中には色々なお客様がいること、

会社のソーシャルディスタンスルールは、会社が決めたものであって、お客様には"ご協力いただくもの"である、ということ、

そして、ほとんどのお客様には、ただ話すだけでは伝わらない、ということ。。

みんなで、色んな話ができました。

幸い その若い子は、自ら 同じような経験談をもっている先輩方にアドバイスをもらい、先輩の接客業への取り組み方を、吸収してくれていたように思います。

良きかな良きかな。



さて、気がかりは2つめ。

暴れる子どもと、放置する親を見れば、
ほとんどの方が、

「親の躾が悪い!」

と感じると思います。

私もかつてはそうでした。

確かに、公共の場で、放置して周りに迷惑をかけているとなると、保護者の監督不行き届きと思われても仕方ないかもしれません。

ですが、
そこで、事情も分からずに保護者だけを責めてしまうと、
結果、誰も幸せにならずに終わってしまう気がして。。



話を聞くところ、今回は、

子どもたちは全く言うことを聞かず、
父親は、「もう帰るぞ!」と脅すだけ。
母親は、もはや関わる気すらない。。

ちょっと親子関係がうまくいってない事が伝わりますよね。

この場合、


【正論や叱責よりも、必要なのは、支援】

なのではないでしょうか。


我々が、そんなお客様を、イライラする!と見放さず、手腕を振るい、

日頃の子育てに疲れ果てた保護者の方々を支援し、

束の間でも、楽しい時間を過ごして貰えたら。


楽しいひと時が、保護者の方の余裕に繋がり、

お子様とも、ゆとりある関わりができたら。



…サービス業ってそういうことなんじゃないかなぁ、
なんて思うわけです。


我々にできることは小さなことかもしれませんが、
その心がけは、忘れないようにしたいと思います。

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