性教育、始めました。
こんにちは。
ジェンダーレス母ちゃんの中村 炎です。
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また少しご無沙汰してしまいました。
今日は、我が家の性教育のお話です。
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性教育、始めました。
元々、隠し事しないタイプの私。
2歳くらいの時から、生理のことは、隠してませんでした。トイレ行ったら見えちゃうしね。
「赤ちゃんが来た時のために敷いている、血でできたベッドを、月に1回新しいのと取り替えてるんだよ。
お腹が痛い時があるから、優しくしてね。」
って説明してました。
(今は病気の影響で生理ないんだけど、それも言ってある。)
帝王切開のお腹の傷も、お風呂の時に、
「次男は、お腹チョッキンしてここからカッコよく生まれてきたんだよ。
ちなみに長男は、お股のところをチョッキン(会陰切開w)してカッコよく生まれてきたんだよ。
2人ともチョッキンおそろいだね!」
って、優劣に繋がらないように、フラットに。
そして、
「生理のお話や、おチンチンのお話、お腹チョッキンのお話、そういうパンツや下着で隠れてる大切な部分のお話は、デリカシーって言って、誰とでも大きな声で話していいことではないよ。
大切なお話だから、話したくない人もいる。
だから、不思議だなぁと思ったら、まず、お母さんに
相談してね。」
と話していました。
すると先日、長男が、こう尋ねてきたんです。
「どうしておチンチンは、
フニフニの時と、硬い時があるの?」
…うむ。時が来たか。
(豆知識:チンチンは生まれてすぐからたつよ。
本人にも分かるよ。 )
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性教育の絵本!?
我が家は、この絵本を使いました。
【ようこそ!あかちゃん せかいじゅうの家族のはじまりのおはなし 】
https://books.rakuten.co.jp/rb/16543795/
この絵本すごいんですよ。
生殖機能のことを、隠すことなく、かといって、
脚色しすぎて変な固定概念を抱かせることも無く、
事実を書いてあるんだけど、。
性交による受精だけではなく、
人工授精、体外受精にまで話は及び、
その流れの中で、サラッと、絵で、肌の色はもちろん、障害を持ってる方や、同性愛の方が赤ちゃんをもつケースが登場してんです。
(自然分娩の説明ページの絵がさり気なく女性同士カップルだったりする。)
そこから、代理母出産や、養子などなど、様々な視点から赤ちゃんの誕生を知れるようになっていて、
私たちが学生の時に行われたような、
「異性愛に限られた性教育=それが普通」
っていう押しつけが全くないんですよ。
全部並列なの。どれが特殊とか、ないの。
(トランスジェンダーや、Xジェンダー、生まれつき性別が分からないケースにもちゃんと言及があります。)
どんな環境で、どんな風に生まれた命でも、
家族はあなたをとても大切に思っている。
ってことがしっかり描かれてる。
大人が読んでも素晴らしい本でした。
もう一冊は、
【いろいろいろんな からだの ほん】
https://books.rakuten.co.jp/rb/16141467/
こちらもなんとも素敵な本でした。
世の中には、色んな見た目の人がいて、
色んな能力の人がいて、
みんな違ってみんないい、みたいな本。
絵も可愛いし、
こちらもさり気なく、多様性に富んでいました。
さり気なさが、いいんですよね。
それが当たり前、ってのが、いいんです。
人が生まれて、死ぬまでの体のことが書かれていて、
死ぬところ、うっかりウルっときちゃったわよ!
残念ながら、シリーズの、
【いろいろいろんな かぞくの ほん】
https://books.rakuten.co.jp/rb/15289668/
だけ、お取り寄せになっちゃってまだ届いてないんですが、こちらも早く読んでみたいな。
*
子供たちの反応
最初は、ただ渡して読ませてみたんです。
7歳の長男でもかなり読み応えのあるボリュームなので、理解できないところもあったみたいですが、
分からないところは解説付きで、私が読み聞かせてみると、面白かったみたいで、色々気になってました。
その後も、1人で読んでる姿が見られて、ほぉほぉと。
3歳の次男には、まだちょっと難しいと思うので、無理強いはしませんが、
帝王切開のページの赤ちゃんが、次男にそっくりで、
次男はこんな風にカッコよく生まれてきたんだよ!
って見せると、嬉しそうに私の傷を見に来ました笑
トランスジェンダーのくだりは、
「次男も女の子になりたいし♪」
と言っていて、あぁ、この年齢でも性教育はじめてよかったな、としみじみ思いました。
いいんだよ、どんなキミでも愛してるから、
自分の生きたいように生きて。
そんなわけで、我が家の性教育は、こんな始まり。
これからも、大切なことは、
隠すのではなく、きちんと話せるように、
こちらも勉強しておかないとな、と思ってます。
愛するキミたちが、自分らしく、
生きたいように生きられる世界にしていこうね!
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