【R18】禁断の家庭教師:15章「修学旅行と私の合宿」
次のサヤカの家庭教師の日である。
いつも通りサヤカの家を訪れた私は、母親のレイコに挨拶を終えてサヤカの部屋に入った。
あらためて見まわしてみると、サヤカの部屋は清潔な少女らしさはあるが、過度な派手さやきらびやかさといった感じは無い。
どちらかと言えば、裕福な家庭の一人娘の割には大人しめの装飾であり、部屋の主であるサヤカの品の良さが感じられる。
これは彼女の性格によるのだろう。
部屋の中の家具や使っているものは全て高級な物なのだが、シックで清潔感はあっても趣味の悪さなどは皆無だ。
この辺は、母親であるレイコの影響だろうか。
レイコもまた美しい容姿なのに、嫌みな派手さは全く感じられないのだ。
清楚で品の良さが感じられる、普段は大変物静かな女性だ。
だから私は、この家庭で落ち着いてサヤカを教えることが出来るのだ。
そして、サヤカは母親に似て素直で明るく相手への気配りを忘れない、今どき珍しく性格の良い少女だった。
しかも、アイドル顔負けの美少女なのだ。
容姿、性格のどちらにおいても母親のレイコから惜しみなく受け継いでいる。
私がレイコに惹かれているのでなかったら、間違いなくサヤカにぞっこんだったに違いない。
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