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【R18】禁断の家庭教師:6章「思いがけない彼女の行為」前編

 次のサヤカの家庭教師の日。

 性懲りもなく私は今日もレイコの下着をポケットに入れていた。
 前回以上に私は悩み、レイコへの謝罪と家庭教師の辞退を決心して家を出たのである。

 二度目の決心…今日こそレイコに打ち明けよう。

 サヤカの家に着いた私は、少しためらった後インターフォンを押した。

「ようこそいらっしゃいました、先生。」
 いつも一番に私を出迎えるサヤカではなく、母親のレイコが一人で出てきた。

 彼女の美しい笑顔に緊張しながら、私はぎこちなく挨拶をしてリビングへと通された。

 サヤカはまだ現れない。
 だが、今日の私にとってはちょうどよかった。これでレイコに直接打ち明けることが出来る。

 レイコが紅茶を運んできた。

「美味しいんですよ、この紅茶。」
と言って私のカップに注いでくれる。

 一口飲んだ私は、
「ほんとに美味しい…
こんなおいしい紅茶を飲んだのは初めてです。何か気持ちがリラックスできるような味ですね。」
とレイコに対して素直に言った。
 本当に美味しかったのだ。

 私は全部飲み干して、
「ところで、今日はサヤカさんはどうしたんですか?」
と、レイコに聞いてみた。

 さっきから疑問に思っていたのだ。サヤカが一向に姿を現さない。

 レイコが答えた
「今日はサヤカはお祖母ちゃん…、主人の母親の所へ行ってるんです。
私があの娘に用事を言いつけたんです。」

 私は意外な返事に少しとまどったが、
「そうなんですか。じゃあ、今日は家庭教師はお休みなんですね。
そういう時は、連絡をいただけたら有り難かったんですけど…」
と、自分の事を忘れて少し非難めいた口調でレイコに言った。

 レイコは私を見つめて軽く頭を下げて言った。

「ごめんなさい、先生。今日はサヤカ抜きで先生にお話があったんです。
それに、先生も前回私に話があると言ってらしたでしょう?
サヤカが来たのでお話は中断してしまったけれど…」

 レイコの言うとおりだった…
 前回、レイコに謝罪し彼女の下着を盗んだ事を打ち明けようとしたのだ。
 サヤカが現れたので告白は出来ずじまいだったが…

 少し身構えながら私は思った。
『やはり、今日のレイコの話というのは下着の事で俺に…』

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