Photo by trunk_chiyo SNSでの本の紹介2 31 小池陽慈 2022年9月6日 20:26 [Twitterでの本の紹介]がかなり重くなってしまったので、[Twitterでの本の紹介2]を新しく作りました。松沢裕作『生きづらい明治社会 不安と競争の時代』(岩波ジュニア新書)読了後、涙がこぼれた。歴史学資本主義民主主義フェミニズム様々な知へと読み手を導きながら、世界の今を可視化し、未来への視座を開いてくれる。だからこそ、心から、10代に読んでほしく思う。 https://t.co/KwpCZchFEE pic.twitter.com/6GCJ5uGusD— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) December 23, 2022 激推しです。"ジュニア"と呼ぶには難しく、かつ重厚な一冊です。けれども、であればこそ伝えられるメッセージもある。高校生も、挑戦してほしい。真の主権者たるべく、大人の皆様もぜひ!おすすめの本の紹介:『憲法読本 第4版 (岩波ジュニア新書)』(杉原 泰雄 著) https://t.co/Fp4p3OUe4o pic.twitter.com/d7XoXUCNiO— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) December 21, 2022 「当時の東京の状況を示す文章があります。須田卓雄さんによるもので、一九七〇(昭和四五)年一二月二九日『朝日新聞』の朝刊に発表されたものです。」みんな、この本を買ってこのくだりを読んでみて。本当にお願い。—『憲法読本 第4版 (岩波ジュニア新書)』杉原 泰雄著https://t.co/PjocEHVdKy— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) December 2, 2022 ……あのさぁ………この本さぁ……めっちゃ、良すぎるんだがッッッ!?これまで読んできた哲学入門のなかで、最高に最高なんだがッッッ!?これぞ入門、これぞ"ジュニア新書"だよッッッ!!!感動しました。『はじめての哲学 (岩波ジュニア新書)』(藤田 正勝 著) https://t.co/TadyJYtlte— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) November 24, 2022 在日朝鮮人2世として、日本語と1世たちの言葉とのあいだで葛藤した詩人、宗秋月が獲得した"表現の強度"に、魂の奥底から震えました。写真の『宗秋月全集』(土曜美術社出版販売)にも所収の随想「文今分オモニのにんご」は、もはや言葉をめぐる深甚なる思想であり、哲学です。https://t.co/5WIz9VFRHH pic.twitter.com/O9mmpCoXgo— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) November 18, 2022 平坂寛『変な生き物探訪記』(偕成社)、実に良いですねぇ…。「とりあえず食べてみた」とか「噛まれてみた」とか、生物系研究者の日常=狂気(褒め言葉)が、読んでいて楽しい。対象とされる小学校高学年はもちろんのこと、中高生が読むのにも良いし、大人だって十分に学べるよ😊https://t.co/zM4NSw4cNu pic.twitter.com/5MHTaHbkYW— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) November 1, 2022 あの名著、あらゆる新書の中で最も感動したタイトルを一冊挙げろと言われればすぐさまにこれが思い浮かぶ、木村敏『心の病理を考える』(岩波新書)が「品切れ」になってるぅぅぅうわぁあぁん。・゜・(ノД`)・゜・。せめて電子版だけでも…心の病理を考える - 岩波書店 https://t.co/bW7fu8S17G— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) October 22, 2022 待ち望んでいた一冊ですよ、これはまさに…『中高生のための文章読本』(筑摩書房)中高生とノンフィクションとが出会うための最高の場を設けてくれた執筆陣と出版社に、最上級の敬意と感謝を。文章の書き手としては、激しい嫉妬と羨望を(笑)超弩級にオススメです!😆https://t.co/FbB7U2Lxh5 pic.twitter.com/ZUM4rPd5U7— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) October 17, 2022 ところでみんな、これ、良いぞ。詳しくは今度またツイートするけど、すこぶる良いぞ。山本冴里編著『複数の言語で生きて死ぬ』(くろしお出版)だ。たぶん大学一年生あたりを対象とした本だと思うが、高校生が読んでもためになるぞ。大人も。言語をめぐる随想のアンソロジーだ。https://t.co/k01P3fna2w pic.twitter.com/ro0RG4tah9— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) October 12, 2022 岡本恵徳という研究者の手になる「沖縄になぜ詩人が多い――「寡黙」と「吃音」と」というエッセイがあります。未来社から刊行の『「沖縄」に生きる思想』という本に収められています。多くの方々に読んでほしい。"綺麗な日本語"などという欺瞞は、微塵に打ち砕かれます。https://t.co/DLeTi8zIAC— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) October 10, 2022 泣いた。と同時に太宰治『津軽』の読後感のような爽やかさも覚えた。自らのルーツをめぐる物語だが、ノンフィクションなので、実在の人物が登場する。例えば温又柔とのやりとりとか、胸が詰まる。良い本でした。おすすめの本の紹介:『模範郷 (集英社文庫)』(リービ英雄 著) https://t.co/vHf07bLOTt pic.twitter.com/1ScQOLfeE1— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) October 9, 2022 人類学を主題とする、衝撃の一冊に出会えました。以下の語にピクっときた人は、絶対に読むべきです。あえて、絶対にと言います。AI将棋、ニコ動、Twitter、ロボット、参与観察、フーコー、ヴィヴェイロス・デ・カストロ久保明教『機械カニバリズム』(講談社選書メチエ) https://t.co/Yh9UzCtDiH pic.twitter.com/yjhc2pgQGo— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) September 29, 2022 「岩波ジュニア新書、しかも著者が池上俊一とくれば間違いないはず!」と読み始めた、『ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動』でしたが、やはり、間違いありませんでした。ヨーロッパという"概念"の持つダイナミズムを、その形成前から俯瞰する。(続く) https://t.co/7Rqas2ESYi pic.twitter.com/DpesIgfTdp— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) September 28, 2022 そんな内容ですから、一気に読み通すことをオススメします。一気に。もちろん次巻の『ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ』も含めて、一気に。あと、高校世界史の内容をざっくりとでいいから学んだ後で読むと、「ほぉ!」「なるほど!」ってなる頻度も増えると思います😆https://t.co/e6pREzTA5t— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) September 28, 2022 専門的な内容をいかにして私たち一般の読者に伝えるか。田上孝一『99%のためのマルクス入門』(晶文社)は、それを考えるうえで多くの示唆をくれるはずです。短文を重ねて書く。引用や比喩、具体例を出しっぱなしにしない。重要なことは何度でも言い換えながら反復する。(続) https://t.co/iTm8qdQ7sn pic.twitter.com/fnfdADUV7Y— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) September 27, 2022 良書中の良書です!山下敏雅、牧田史、西野優花監修『少年のための少年法入門』(旬報社)少年法を子どもにとってのセーフティーネットと捉える見方に感銘。そしてより広く、法、市民社会、民主主義等について考える視座をも与えてくれます。小学校高学年から大人まで!https://t.co/TfFbN4KXmb pic.twitter.com/d1ECcpfCkc— 『評論文読書案内』小池陽慈『"深読み"の技法』 (@koike_youji) September 18, 2022 『NHK 100分 de 名著 フランツ・ファノン『黒い皮膚・白い仮面』 2021年 2月 [雑誌] (NHKテキスト)』ファノンの同書は、私たちに、とてもとても大切な示唆を与えてくれるんです。でも、難しい。だからこそ、それをわかりやすく解説するこの一冊は、本当に尊い…! https://t.co/aH47Zyz0nz pic.twitter.com/oIKMsSvPvF— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 10, 2022 あべ・やすし『ことばのバリアフリー』(生活書院)、多くの人に読まれてほしい一冊です。障害は個人の属性ではなく社会によって作られるもの…という観点から、言葉をめぐる権利保障について考察しています。著者には、ぜひ、岩波ジュニアかちくまプリマーでも書いてほしい。https://t.co/XCI9ulcjT1 pic.twitter.com/95uoDcMDVU— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 6, 2022 平賀緑『食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?』(岩波ジュニア新書)、凄い一冊です…あの『砂糖の世界史』に並ぶ名著。食というテーマから、資本主義の歴史と現在を振り返り、未来を模索する。あえて言います。必読、と。中高生〜大人まで、ぜひ。 https://t.co/JtmrjYE7vs pic.twitter.com/hEDOjoq08C— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 6, 2022 重田園江『ミシェル・フーコー 近代を裏から読む 』(ちくま新書)僕の中で理想とする書き手の一人に重田園江がいて、書くことへの誠実な姿勢には、本当に胸を打たれる。難しいことを難しいと言い、それでも粘り強く、読者を思考に導こうとする。『社会契約論』も、本書も。 https://t.co/VUaZ8wtoyS pic.twitter.com/nhqPWchVlf— 『"深読み"の技法』小池陽慈『評論文読書案内』 (@koike_youji) September 11, 2022 ダウンロード copy #読書 #おすすめ本 #本紹介 31 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート