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テックボールを日本に導入した日

遡ること約4年。
2017年5月12日に初めて日本にテックボールをする為のテックテーブルの輸入に成功し、その2日後の5月14日にフットサル台場で初イベントをしたのが日本におけるテックボールの歴史の幕開けだった。

その日を迎える為にハンガリーにあるTEQBALL社と約2ヶ月にわたる交渉をして漸く合意を得るのだが、兎に角信頼してもらうのに苦労した。
最初に問い合わせした時「君達は何者なんだ!?」と警戒される所から始まったのを覚えてる。

僕とテックボールの出会いは、2014年に開催されたFIFAブラジルワールドカップの直後に大会結果をネットで検索していた時に、「ブラジルワールドカップの熱も冷めやらぬ中、テックボールという新スポーツが生まれるかもしれない」という記事を目にした事がきっかけだ。
その記事は、元サッカー選手と科学者がタックを組んで、卓球とサッカーを掛け合わせたスポーツを開発している、という内容だった。

その記事を目にした時は、「へぇ、面白いことを考える人達がいるもんだ」とすっかり流し読みして終えたのだが、日本にテックボールを導入してしまおうと思うキッカケが突如やってくる。

それは、堀江貴文氏が主宰するオンラインサロン「HIU」(堀江貴文イノベーション大学校)に2017年1月に入会した事が始まりだった。

その当時の僕は、40歳を目前にして今まで過ごしてきた人生に漠然と疑問を抱いていた、23歳で建設業界で会社を設立して、その道ひとつで生きてきたが、この業界の事しか知らなくて良いのか?何か他にも刺激的な事があるんじゃないか?と考えていた。
そんな時にHIUという存在をしり、面白そうだと即座に入会した。

HIUに入会した僕は、すぐさま衝撃を受ける。
何故なら僕が入会した時は第一回目のホリエモン祭りなるものを開催すべく素人集団であるHIU会員が奔走していて、結局1000人以上の集客規模で開催されたホリエモン祭りを見事に黒字でやってのけたのだ。それを、わけも分からず運営のメンバーとして参加していた僕も体験したからに他ならない。

そんな経験をした直後に、ふとテックボールを思い出す。
そして、HIUという未知の領域にも果敢に挑戦してしまう文化が後押しして、「テックボールを日本に広めたい」というスレを2月の頭にHIUのFacebookグループに立て、それから仲間が集まり、5月には日本にテックテーブルが入って来たのだった。

TEQBALL社との交渉はなかなか難航した。
大手企業でも商社でもない、ただの素人集団の僕らが急に連絡してきて「日本にテックボールを導入して協会を立てたい」と言うもんだから、「君たち何者なんだ?」と言われるのも無理はない。

日本にテックボールを拡めることが出来るのは俺たちしかいない!など大口叩きつつ交渉を続けていくが、なかなか合意を得るに至らなかった、何度目かのプレゼンで、テックボールBARの企画を盛り込んだのだが、後から聞いたらこれが決め手で合意に至ったらしい笑

ま、ともあれそれで日本にテックボールが入ってきたわけだ。
東京オリンピックで、スケートボードやボルダリング、サーフィンなどのマイナースポーツが脚光を浴びたが、テックボールも2028年のオリンピック種目登録を目指している。
テックボールが脚光を浴びる日もそう遠くはないと思う。

2019年の12月に一般社団法人日本テックボール協会の代表理事というポジションは後任に譲り協会を出たのだが、今後はテックボール普及の為に、いつでもテックボールがプレイ出来る場所を作るべく、あの時TEQBALL社との合意に至った約束、「テックボールBAR」を作る活動をしていきたいと考えてます。
是非、応援してください。連絡待ってます。

ちなみにTEQBALL社はFITEQ(国際テックボール協会)を2017年4月に設立。
現在は93ヶ国がFITEQに加盟。
日本は1番目にFITEQに加盟した。

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