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こんにちは!
江東区門前仲町・越中島エリアでドライヘッドスパと整体を組み合わせて睡眠改善をしている【ゆくる】の大城です!

今回のテーマは歯ぎしりや噛みしめについて書きます!
意外とこの悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?!

本来、人間は上の歯と下の歯が触れると離そうとする反射が働きます。

このため24時間のうち歯が接触する時間は20分未満になるはずですが、パソコンの作業や勉強、筆記、手元の細かい作業などを集中してやっていると無意識に歯を食いしばってしまいます。

この状態が続くと歯と歯が接触している状態に脳が慣れてしまい、噛みしめが癖になってしまいます。
これをTCH(歯列接触癖)といいます。

人間は口の中に何か入ると勝手に噛んで飲み込むという咀嚼リズムの反射をもっているのですが、口の中に何も入っていないのに勝手に噛みしめたり、歯をギリギリ擦り合わせたり咀嚼のような動きをする原因は未だわかっていないとのことです。

もしかしたら、TCHをもっている人は口の中に何も入っていないときに咀嚼の動きをしないという脳のメカニズムが停止しているかもしれません。

歯ぎしりや噛みしめが続くことで4つの悪影響があります。
①歯を傷つけ、歯が折れてしまう可能性がある。
②筋肉を使い続けて頭痛や肩こりを引き起こす。
③歯周病の悪化。強い力で噛みしめることで歯周組織を壊してしまう。
④関節や筋肉を痛めて顎関節症になる可能性がある。

今のところ歯ぎしりや食いしばりの原因であげられるのはTCH、逆流性食道炎、前日のストレスの3つがいわれています。

ただ、TCHによるものが圧倒的に多く、TCHを改善すれば歯ぎしりや食いしばりが改善されることが多いといわれています!

下記のテストでTCHか判別チェックしてみよう!!
※力を抜いて頭を空っぽにし、座った状態で背筋を伸ばし、くちびると目を閉じてチェックを行う。

①上下の歯と歯が接触していますか?
a.まったく触れあってない
b.奥歯だけ触れている
c.前歯だけ触れている
d.ぴったり噛み合っている

②舌はどこを触れていますか?
a.舌先が上の前歯の裏側についている
b.上顎の面に舌全体がぴったりついている
c.舌先が下の前歯の裏側についている

③口を閉じたまま上下の歯を離した状態にするとどんな感じがしますか?
a.違和感がない
b.違和感がある

④口を閉じたまま上下の歯をくっつけるとどんな感じがしますか?
a.違和感がある
b.違和感がない

①~④の項目のうち、b~dが1つでもあった人はTCHの疑いがあります。

TCHの改善方法は行動療法がメインになります。
基本的な方法として、人間がもともともっている上の歯と下の歯が触れると離すという反射を取り戻すための行動療法になります!

「歯を離す」「リラックスする」などの言葉を1つ決め、それを書いた貼り紙(付箋など)を10枚以上用意して家中に貼ります!

その貼り紙に気づいた瞬間に口を開いて息を吐き出しながら全身の力を抜くということを繰り返します!
この行動療法のポイントは、口を閉じる筋肉をいかに緩めるかということです!

逆説的ですが、「歯を離しておこう」と口を開ける筋肉を使うのではなく、口を閉じる筋肉をいかにリラックスさせ緩めるかということがポイントです!
この方法は、本来は意識しないでも体が動く「反射」を取り戻すためのトレーニングになります!

なので、意識的に歯を離すのではなく、「貼り紙を見る→脱力する」ことを繰り返すということが重要です!
すると、いずれ貼り紙を見ただけで脱力するようになり、さらに貼り紙を見なくても脱力できるようになり、最終的には歯が触れた刺激があると無意識に歯を離すようになっていきます!

行動療法になるので意識するのに多少の時間は掛かりますが、歯ぎしりは噛みしめが続いて辛い人は試しみてもいいかと思います!

たまに発生する歯ぎしりの場合は、その歯ぎしりでストレスを解放している場合もあるので無理に直さなくてもいいそうです!
ただ、その歯ぎしりが毎日続くならTCHの可能性があるので、上下の歯が触れると離すという行動療法をやってみて下さい!

歯ぎしりや噛みしめをやっているという人はぜひ試してみてください。
継続は力なり!!


今回もお読みいただきありがとうございました。


ゆくる
大城


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