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プレゼンのパワポや資料作りに使える!見出しのデザインアイデア集

こんにちは。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
徳島県吉野川市のデザイン事務所 きらきら工房です。
月1回、デザインについてのアレコレを、ビギナーさんにも分かりやすく解説したコラムを書いていますので、良かったら最後まで楽しんでいってくださいね。




年が明けて、はや一か月が経ちました。小学生のころ、3学期の始業式では「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、と言われているくらいすぐに過ぎてしまうので、いつもより気を引き締めて、時間を大切にしましょう」という内容の話を校長先生がしていたなぁ、というのがずっと忘れられないんですが(笑)、今になってひしひしと「その通りだなぁ…」と実感しています。でも、1月~3月限定でなく、毎月一瞬で過ぎていきくような気もします…(笑)

さて、身の回りの広告は少しずつ春を意識したものが多くなってきましたね!広告は常に季節先取りですし、それに伴って、イベントや企画などは広告よりさらに前から準備を始めているものばかり。
企画職でなくても、少し先のイベントを計画して、資料を作らないといけないという方も、きっとたくさんいらっしゃるでしょう。
資料作りをするときに気を付けたいのは「相手に読んでもらうための工夫」です。いくら綿密に、説得力のある内容が書かれていても、相手に「うわぁ…端から端まで文字ばっかりで、読む気にならないなぁ…」という印象を与えてしまっては、逆効果になってしまいます。

そこで今回は、プレゼンのパワーポイントやWordでの資料作成にも使える、見出しのデザインアイデアをまとめてみました!
読んでもらいやすい資料で、あなたの企画やアイデアを、もっと相手に伝わりやすくしてみましょう!

「見出し」の役割

新聞や雑誌、お知らせや資料を読む時、皆さんはどこから読み始めますか?
「前から順番に、興味のあるなしに関わらず読んでいく」ということもあるかもしれませんが、多くの場合は、もくじや見出しから興味のある記事を読むのではないでしょうか。

「見出し」は、本文に何が書かれているのか要約されている部分であり、読者の興味を引きつける役割を果たしています。
本文だけがずらーっと書かれている文章は、なかなか読む気になれませんよね。だからこそ、分かりやすい見出しで「ここにはこんな内容が書いてありますよ」と読者に伝えることは、ものすごく大切なことなんです。

ネットニュースや週刊誌の見出しって、巧妙に読者の興味をそそっていますよね。やりすぎはよくないのですが、読者に「おっ!」と思わせる見出しが書けると、相手を引き込みやすくなりますよ!


目立たせすぎは逆効果!?

「読み手の興味を引く見出しが書けた!」というときにおちいりがちなのが、「この見出しを目立たせたい!」という気持ちから、「全体とのバランスが取れないほど目立たせすぎ」てしまう状態です。

いかがでしょう。
①と比べて②は確かに「目立って」いるのですが、なんだかこう…「②は読みたくないかも…」という気持ちになりませんか?
①の方が、やさしく語りかけられている感じがしてくるのは…私だけ?(笑)

見出しのデザインが全体のデザインから大きく外れてしまうと、ちぐはぐになり、その違和感からかえって読みづらくなってしまうことがあります。
書き手にとって伝えたい大切な情報は、読み手にとっても大切な情報とはかぎりません。
読み手が「この情報よりこの情報のほうが私にとって大切だ」と自由に選べる余裕を残しておくことって、実は重要なんです。
「今日はいい天気だし、外に出かけたいなぁ」と思っているときに、「だめだめ!紫外線が強いから、家の中でカーテンを閉めて本を読んでいたほうがいいよ!ね!ぜったい!」なんて言われたら、本当は読書が嫌いでなくても、「今日は出かけたいの!家で読書はしたくない!」と反発してしまいますよね。
人間は、押し付けられることを嫌うもの…。目立たせすぎて情報を押し付けるのは得策ではありませんので、なるべくひかえましょう…!


見出しのデザインアイデア

見出しとデザインの重要性をお判りいただいたところで、実際にデザインアイデアを見ていきましょう!

ご紹介しているデザインには、私がデザインワークの中で使用しているものもたくさん含まれています。
見出しをカラーにすることも多いのですが、今回はシンプルに文字色は黒、フォントはゴシック体(現在Windowsに標準搭載されている游ゴシック)を主に使ってみました。
シンプルがゆえに、アレンジは無限大!ぜひご自分にとって使いやすい見出しデザインを見つけて、使ってみてくださいね。


①太字/大きめ/別のフォント

シンプルにして王道の見出しデザインです。
noteの記事の見出しデザインも「太字で大きめ」、シンプルで読みやすいからこそ、このデザインが採用されているのだと思います。
「それだけではちょっとシンプルすぎて…」というときには、見出しの部分だけフォントを変えてみましょう。ただし、あまりにも内容にそぐわないようなデザイン書体を使ってしまうと、やっぱり逆効果になってしまうので気を付けましょう。

▼フォントの話は過去の記事で詳しくご覧いただけます!


②囲む/マーカーをひく

見出しを囲んだりマーカーを引いたりするだけでも、充分目立っていますよね。
私は3つめの「文字の下の方だけマーカーを引いた見出し」が使いやすくて、仕事でも自分のためのデザインでもよく使っています。
気を付けたいのは、使う色の濃さ。あまい濃い色を文字の背景にすると文字が見えにくくなってしまうので、濃い色を使うときには文字は白にするなどの対策をしましょう。


③線を使う

線を使った見出しは、かっちりしたビジネスの資料にも使いやすいデザインです。線に色を付けたり、線の太さを変えたりしてもステキです。


④図やマークを使う

見出しの前に、四角や丸などの図を置いたデザインです。
ほんの少し頭に図やイラストを加えるだけで、読む人が注目しやすくなりますよね!
「特に重要なポイント」でない場合は、あまり大きな図やイラストを入れるのではなく、見出しと同じくらいの高さのものを入れると、見出しや本文を邪魔せず見やすいあしらいになりますよ。


ポイント:見出しのデザインは統一する

「今回の資料には見出しが5つあるから、それぞれ別のデザインにしようかな!」と思った方、ちょっと待ったー!!
たしかに、実際のデザインワークで複数の見出しデザインを使うことはあるのですが、それは一旦見なかったことにしてください…!!

見出しのデザインをバラバラにしてしまうと、「読みにくさ」に繋がってしまいます。
なぜなら、「デザインの四大原則」から外れているから
私のコラムを読んでくださっている方や、すでに「デザインの四大原則」をご存じの方には重複する内容になってしまいますが、おさらいのつもりでご覧ください。

「デザインの四大原則」とは、「近接」「整列」「反復」「強弱」の4つの要素のこと。
「近接」はグループ分け、「整列」は揃える、「反復」は繰り返す、「強弱」はメリハリをつけるという内容です。

見出しのデザインをバラバラにしてしまうことは「反復」から外れてしまうため、全体のデザインがまとまらず、とても読みにくくなってしまうのです。

デザインに慣れないうちは、ひとつの資料のなかにいろんな見出しデザインを使うよりも、しっかりと「デザインの四大原則」を守る方が、デザイン上達への近道です!


▼「デザインの四大原則」については、過去の記事で詳しくご覧いただけます!


まとめ

PowerPointでのプレゼンスライドづくりやWordでの資料作りに使える見出しのデザインをいろいろとご紹介してみましたが、いかがでしたでしょうか。

見出しのデザインを入れるのと入れないのとでは、資料の読みやすさが全然違ってきます。デザインのパターンを知っておくと、ささっと資料を作りたいときにとっても便利ですので、ぜひたくさん使ってみてくださいね!

それでは、次回もお楽しみに!




徳島県吉野川市のデザイン事務所 きらきら工房
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