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パワポもチラシも、初心者卒業!デザイナーが教えるデザインの基本ルール4つ

「パワーポイントでプレゼン資料を作らなきゃ…」
「今度のイベントで配布するチラシ、どうにか作らなきゃ…」
デザインが得意でなくても、「デザインする係」になってしまうときって、ありますよね…。
もしかしたら、今まさに困っていて、このコラムにたどり着いた方もいらっしゃるかもしれません。

そんなあなたにぜひ知ってほしいのが「デザインの四大原則」です!
デザインの四大原則とは、伝えたい内容を分かりやすく伝えるための基本的なルールのことで、「近接」「整列」「反復」「強弱」の4つでできています。

「デザインの四大原則」を意識してデザインするだけで、あなたのデザインはもっとステキに生まれ変わるはず!

それでは、お題を軸に、ひとつずつ見ていきましょう!

お題:「大人が好きな野菜」についての資料をつくる

大人が好きな野菜って、どんな野菜を思い浮かべますか?

野菜の種や苗を販売している会社 タキイ種苗株式会社の調査「2022年度 野菜と家庭菜園に関する調査」によると、2022年の「大人が好きな野菜」は、第3位:キャベツ第2位:たまねぎ第1位:じゃがいも、となっています。
どれも日常でよく使う・よく食べる野菜ですね!

「じゃがいも」が支持された理由は、「おいしいから」(93.8%)が最も多く、次いで「その野菜を使った料理が好き」(43.8%)と、シンプルに味わいが評価されていることがわかりました。同率2位には「料理がしやすいから」(43.8%)が入り、自炊頻度が増す中、料理に取り入れやすい点も高評価だったようです。

タキイ種苗株式会社|「2022年度 野菜と家庭菜園に関する調査」より

と書かれていることから、じゃがいもが好きな野菜1位になった理由にも納得ですね!

このデータを元に、「大人が好きな野菜」についての資料を作ってみたいと思います。


【出典】
・「2022年度 野菜と家庭菜園に関する調査」を発表 |タキイ種苗株式会社
 https://www.takii.co.jp/info/news_220824.html


全ての要素を入れてみる

まずは、一旦全ての要素を入れてみます。

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料の例

今回は「デザインの四大原則」のチカラを実感してもらうために、わざとバラバラに入れてみたのですが…うーん、見づらいですね…。

では、ここからどう変化するか見ていきましょう!


【使用した素材】

イラスト
・イラストセンター|全て無料で商用利用OKのフリー素材サイト
 https://illustcenter.com/

フォント:源ノ角ゴシック(げんのかくごしっく)
・「源ノ角ゴシック(Source Han Sans)」オープンソースのゴシック体フォント|窓の杜
 https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/source_hansan/

・source-han-sans/README-JP.md at master · adobe-fonts/source-han-sans · GitHub
 https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/blob/master/README-JP.md


デザインの四大原則その1:「近接」

デザインの四大原則「近接」は、関連する情報をまとめてグループにすること

「近接」とは、関連する情報をまとめてグループにすること。
似た情報をまとめておくだけで、「ここにはこの情報があるんだな」ということが分かりやすくなります。

実際に、資料に適用してみるとこうなります。

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料を「近接」で整えた画像

バラバラに配置した時よりも、少しだけ見やすくなりましたね!

スーパーのチラシが良い例で、日付ごとに特売品がまとめられていたり、食品・生活雑貨などカテゴリー別にまとめられていたりして、たくさんの商品が掲載されているのに分かりやすいですよね。

近いもの同士をしっかりグループにしておくことで、情報量が多くなっても見やすいデザインが作りやすくなります。


デザインの四大原則その2:「整列」

デザインの四大原則「整列」は、関連する情報をルールに沿って並べること

「整列」とは、関連する情報をルールに沿って並べること。

引き出しの中を整理整頓しておくと使いたいものがすぐ見つけられるように、情報をきれいに整列しておくことで「どこにどの情報があるのか」が分かりやすくなります。

資料に適用してみるとこうなります。

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料を「整列」で整えた画像

「近接」でグループ分けをして、「整列」で左揃えにしてみると、もっと見やすくなりましたね!

要素を左端に合わせる左揃え、枠や用紙の真ん中に合わせる中央揃え、右端に合わせる右揃えなど、いろいろな整列の方法があります。
そのほか、「近接」でグループ分けしたもの同士の大きさを揃えておくと、よりデザインしやすくなります。


デザインの四大原則その3:「反復」

デザインの四大原則「反復」は、同じレイアウトを繰り返して並べること

「反復」とは、同じレイアウトを繰り返し並べること。

同じ色や形で揃えたものを繰り返し並べることで、情報が伝わりやすくなる効果があります。

資料に適用してみるとこうなります。

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料を「反復」で整えた画像

「近接」でグループ分けをして、「整列」で左揃えにして、「反復」で繰り返し並べてみると、だいぶ見やすくなりましたね!

「反復」は、デザインに統一感を与えて、情報の見やすさをアップしてくれます。
例えば、ニュースサイトを思い浮かべてみましょう。ぱっと浮かばないときは、「ニュースサイト」で検索してみてください。
サイトを見てみると、「見出し・写真・更新日時」などが規則的に並んでいますよね。
見出しや写真で目的のニュースを探したり、一覧から気になるニュースを選ぶことができたりして、情報が見やすくなっているのが分かると思います。
もし、ニュースサイトのニュースがバラバラに配置されていたら…目的の記事にたどり着くまでに疲れてしまいそうですね…。


デザインの四大原則その4:「強弱」

デザインの四大原則「強弱」は、メリハリをつけて、注目してほしい要素を目立たせること

「強弱」とは、メリハリをつけて、注目してほしい要素を目立たせること。

情報には、伝えたい順番、つまり優先順位があると思います。
「これを見てほしい」という要素を大きく、それ以外のものを小さく配置することで、大切な情報に注目してもらいやすくなります。

資料に適用してみるとこうなります。

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料を「反復」で整えた画像

「近接」でグループ分けをして、「整列」で左揃えにして、「反復」で繰り返し並べて、「強弱」でメリハリをつけたら、かなり見やすくなりました!

注目してもらいたい情報として、「タイトル・見出し」はどんな媒体でも「強め」に配置しておきたいところです。「強め」とは、サイズを大きくしたり、太くしたり、目立つ色にしたり、特徴のあるフォントを使ったりすること。
「他の要素とは違うよ」ということを直感的に分かってもらうために、他と比べてすぐわかるようにしておくことが大切です。

この資料では、「大人の好きな野菜 第1位はじゃがいもですよ!」という情報に注目してもらうため、「1位 じゃがいも」の部分を大きく配置してみました。

こうして情報を整理していくと、「2位 たまねぎ」と「3位 キャベツ」の下に余白が生まれたため、「じゃがいもが支持された理由」を入れて、より説得力のある資料にすることができました!


「あしらい」を加えてみる

「デザインの四大原則」を使って、「大人が好きな野菜」の資料を見やすく変化させることができました。
でも、このままだと…何だかちょっと物足りない感じがしませんか?

そこで、この資料をもっと見やすく、楽しい雰囲気にするために、「あしらい」を加えてみました!

「2022年 大人が好きな野菜」に関する資料に「あしらい」を加えた画像

イラストや色、図形を加えることで、さっきよりももう一段階分かりやすい資料になりましたね!

「デザインの四大原則」に「あしらい」をプラスすることで、オリジナリティのある資料を作ることができるのですが、この「あしらいを加える」作業、最初はなかなか難しいんです…!
難しくもあり、デザインの面白い部分でもある「あしらい」…。
思い通りのデザインを作り上げるための近道は、「いろんなデザインに興味を持つ」こと、そして「いろんなあしらいを試してみる」ことです!

料理やスポーツと同じ、主体的に興味を持って、たくさん練習することで上手になるんです…!
「どこがうまくいかないのか」「どこが違うのか」を考えながら作っていくことで、どんどんあなたらしいデザインを作れるようになっていきます!

自分自身の進化を楽しみながら、いろんなあしらいを試してみてくださいね。


【デザインに関する他のコラム】
・「名刺を自分でデザインしたい!」
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まとめ

デザインの四大原則についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した「デザインの四大原則」は、「デザイン思考」を取り入れてPR上手に!デザイナーおすすめの本3選でご紹介した『デザイナーじゃないのに!』にも登場する内容です。
いろいろな例を元に分かりやすくまとめられていますので、このコラムで興味を持った方はぜひ読んでみてくださいね。
(何度もこの本について書いていますが、何度でもご紹介したくなるほどスゴイ本なのです…!)

誰かに何かを伝えるための「デザイン」には、「センス」よりも「基本的なルール」が必要不可欠です。むしろ、「センス」は「基本的なルールを知っていて、再現できること」なのかもしれないと、日々デザインの仕事をしていて感じます。

これからデザインをはじめる人も、ちょっと立ち止まって基本を振り返ってみた人も、より多くの人が「デザイン」を「伝えるための手段」として使ってくれたら嬉しいです!




徳島県吉野川市のデザイン事務所 きらきら工房

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