やっと"人間"なだけ

何かやってた人だったこと(絵描きだったこと)とか
何かできる人だったこととか
自分の周りの環境がどんな風だったとか
一回全部忘れるというデフラグが起こってます。

んーーーーーーーー
よくNYに行ってるっていうと、
「英語話せるの?」って、日々100万回以上聞かれますが
英語どころか、日本語とか、言葉という道具があることさえ
一度、全てよけるほど、自分の中の沈殿物が無くなります。
実は、無意識だけど、そこまで削ぎ落としてます。滞在最初の1週間で。

気づけば、そのデフラグはいつも自然と行ってる感じでした
今回のNY滞在は、ホテルに12泊だけ泊まってるから
よけいに、そうなってることを確認中。
時差ボケも無理に直してない。

”自分がなにものであるかをどんどん忘れる作業”には
異国にただ存在することってのは、すごく良くて。

うーん、今、それしかやってない。
それしかやってないので絵も描いてないつもりが
不思議と、絵は、描きたくなって、画材買ってくると
何を描くか決めてなくても、どんどん出るから
自分が絵描きであることの世界は、
全てをよけたからこそ、掴まえることができる、自分でも驚く感じ。


何かやりたいことがあるのかとか、この先どうしてゆくつもりだとか
語らなくてもいい環境が
また、何もできない私を育て、絵を描く私も育てるという
変な感じが起こっている。

「夢は言葉にできると叶う」ってされてるが、
そんなよくあるセオリーよりも、かなり外側まで行って
自分の意識が、能力や記憶の蓄積までも
どんどん削ぎ落として動いている感じです。

うーん。つまり、本当の根底に、使命とか力とかあるんでしょうね。

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