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シュトレンやガレットデロワ!冬の特別なお菓子はおいしい

クリスマスが終わると途端にお正月の雰囲気に様変わりしましたね。

パティシエの一年で一番大切な役目はここでひとまず終了。

クリスマスにごっそり減った焼き菓子などのストックを増産する毎日です。

疲れもたまっているので、今日は少しお菓子の小話を。

冬のお菓子はうまい

冬に登場するお菓子っておいしいですよね。

モンブランや、アップルパイ、クリスマスのシュトレン、年始のガレットデロワ。

冬はリッチで美味しいお菓子がたくさん出回ります。

寒くなると温かい飲みものとおいしいお菓子でゆっくりするのが最高です。

クリスマス前からチマチマ食べるシュトレンは、ぎっしり詰まったドライフルーツやナッツ、そしてどっしり重いスパイスの効いた生地が美味しいクリスマスの定番商品。

ですが、以前はどちらかというとドイツ系のパン屋さんや本格的な西欧菓子のお店に控えめにおいてあるものでした。

それがここ数年で急速に広まり、多くのパン屋さんやお菓子屋さんで扱われるようになりました。

数年前に東急ハンズでシュトーレンフェアが行われているのを見た時は、こんなにメジャーになったんだ~と結構衝撃を受けましたね。

私が働いている店も例にもれず、気づけばシュトレンを作り始め、今やクリスマス前の定番です(笑)

ブームから定番へとどっしり腰を落ち着けた感のあるシュトレンですが、日本で定着したきっかけはこの記事に書いてありました。

それにこの記事に書いてあること以外にも、ドイツ系、フランス系の本格的なパン屋やお菓子屋がここ10年で急速に増えたこと、外資のお店が日本に続々上陸してきたことも一因かなと思います。

同じような理由で広まったと思われるのが、年始に食べるガレットデロワ。

ガレット・デ・ロワは「王様のお菓子」という意味。

ナイフで入れた「レイエ」と呼ばれる模様が美しい、キリスト教由来のフランスの伝統的なお祝いお菓子です。

アーモンドクリームがたっぷり詰まったパイ菓子で、リッチな味わい。

私はめっちゃ好きですね、どタイプです。

フェーブ(ソラマメの意味)入りの大きなガレットを切り分けて、フェーブの入ったピースが当たった人が王様としてまわりから祝福されます。

そのためガレット・デ・ロワには、だいたい紙の王冠がセットになっています。

もちろんキリスト教徒の方は、信仰に寄り添ったお菓子として楽しんでいるかとは思いますが、イベント大好きな日本人にマッチしたのかなーと思っています。

私も来年のガレットデロワをお気に入りのお店で予約したので、年明けが楽しみです^^

makoでした^^


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