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三春大神宮祭礼③祭りと人びと

10月7日(土)、8日(日)に執り行われた三春大神宮の祭礼のスナップ。その③は祭りと人びとです。

7日(土)夜、三春大神宮近くで中町の子ども神輿練り歩きを撮影していたら、地元にお戻りになったという年配の女性に声をかけられたのでした。しばし、立ち話、昔語り。

昔の大神宮の祭礼はもっと賑やかだったそう。その賑やかさ、華やかさが忘れがたく、地元へお戻りになったとのこと。

「ずっと三春にお住まいなの?」と聞かれたので、最近引っ越してきたと答えると、女性は誇らしげに「お祭り2日目の夜がすばらしいの。通りにずらっと各町内の神輿や山車が並んで賑やかなんですよ」と教えてくださったのでした。

地元のお祭りをそういうふうに語れるのは、なんだかステキだなあと思ったのでした。

下の写真の年配の女性も、少女時代から祭りを心待ちにしていたのかも? 赤ちゃんの頃に長獅子に頭を「かぱあ」とされていたのかも? 

祭りが近づくと聞こえてくる囃子を練習する音、町に吊るされる鮮やかな提灯、町内ごとの祭り半纏を出してきて、長獅子を担う若者たちは練習をはじめ(練習するのかしら?)、みんなに共通する祭りの記憶、祭りの賑わい。

そういうのって、いいなあ。

以前もアップした写真ですが、父子で天狗を務めた2人。三春町生まれで、現在は練馬暮らしのお父さんに連れられて、やってきた小天狗さん(白)。

おそらく小天狗さんは都会育ち。お父さんの帰省でしか三春に帰っていないでしょう。だけど、こうやってお父さんに連れられて、祭りの日は三春に帰ってくる。そういう人たちが祭りを支えているのかもしれません。
(小天狗さんが参加に積極的かどうかは、また別の話(;^_^

白の小天狗さんアップ。

小天狗さん(イケメンや)

猿田彦さん

小天狗さん後ろ姿。馬場の坂は結構きついですよね。

秋らしい雲が見られた日

中町屋台。
藍の地に白で「波に千鳥」を染め抜いた暖簾。「波に千鳥」は、絵になるような調和のいいもの、組み合わせの良いもののたとえの一つ。ほかには、「梅に鶯」「牡丹に唐獅子」「竹に虎」「牡丹に蝶」「紅葉に鹿」「柳に燕」などがあるそう………ほぼ花札(;^_^

ステキな背中。新町の法被だったと記憶(間違えていたらごめんなさいm(_ _)m)

大町の法被に狐面の女の子

背中で語る(?)中町の男性

神輿の到着を待つ町の方。きっと昔から続く光景

信号待ちの天狗さん

先輩から後輩へ“天狗の心得”をお話されていた2人。祭りの伝統はこうやって引き継がれていくのかも…。

小天狗さん、お疲れさまでした。

三春大神宮祭礼スナップは、これにて終了(気が済んだ(;^_^)

また来年、がっつり撮影したいと思います。その前に長獅子の動画を整理してYouTubeにアップしなくては…!

三春大神宮祭礼スナップはコチラ↓

これまでにアップした三春大神宮祭礼関係の記事はコチラ↓


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