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初めての杖立温泉

 仕事に疲れ2ヶ月休暇を取ることになった。家でゴロゴロするのも時間がもったいなく、且つ退官するまで2度とこのような機会はないと考え、一人旅に出ることにした。最初に島根県の温泉津温泉へ(別ノート参照)。

 帰宅後間を置かず、熊本県阿蘇郡小国町にある杖立温泉へ出向くことにした。きっかけはつげ義春の著作に杖立温泉が載っており、挿絵画像にノスタルジックを抱いたからである。

 関西空港から福岡空港までのLCCフライトは新幹線で博多へ行くよりもかなり安くつく。難点は家から関空までが遠いこと…。

 フライトは1時間ほど。あっという間に到着だ。画像は淡路島上空。

 福岡空港に到着後、高速バス乗り場のある国際線ターミナルまでシャトルバスを利用する。国内線と国際線が徒歩接続していないのは初めての経験だ。
 シャトルバスを降りれば、あとは高速バスに乗るだけの遠い割にお手軽な行程である。バス内は日本人よりも外国人が多い。みんな黒川温泉へ行くのか?

 杖立バス停に降りたのは私一人。時間が押しているのか、急ぎ走り去るバスを見ていると置き去りにされたような感を抱き、ふとホームシックという言葉が頭を過ぎる。

 杖立川に架かる橋から温泉街を一望できた。「あぁいい雰囲気だ」いっぺんに気に入った。

 それに都会と違い人が居ない。リラックスできそうな雰囲気であった。

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