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【12月号】山あり谷あり渋谷を歩く ~そいつどいつ~

コンビ結成話を銭湯でしたほど、風呂と縁があるコント師・そいつどいつ。
特に市川は、銭湯やサウナを訪れるとTwitterで報告するほど愛が深い。そんな彼らに創業100年を超える改良湯で銭湯の魅力を語ってもらった。

——市川さんが銭湯にハマったきっかけは?

市川:NSCに入学した7年前、高円寺の小杉湯へ行ったんですけど、そこが温かいお風呂と水風呂を交互に入ることを推奨したいたんですよ。当時22歳のの僕が、おじさんたちと混じって一緒にやっていたら「こんなに気持ちいいことあるかね?」って思って、それからいろんな銭湯へ行きだしました。

松本:ネタを考えていても、「今から銭湯行かない?」ってよく言われます。確かにお風呂に入ると気持ち良いから、ネタとかどうでもよくなるんですけど(笑)。そういう時に出来たコントが意外と受けたりするんですよ。現実逃避で行くところですね。

市川:サウナとか銭湯って1回ゼロにできるからおすすめしています。今時珍しいスマホを触ることことができない場所ですからね。銭湯きたら風呂入るしかないんですよ!

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——松本さんは市川さんのおかげで、銭湯やサウナの新たな楽しみを知ったんですか?

松本:ネタ考えて思い詰めていた分、銭湯やサウナに入ってスッキリして、その後にいいネタ浮かんだり、浮かばなかったり……。浮かなばなかったときはブチ切れますけどね(笑)。

市川:新ネタライブの前にサウナ連れて行ったら「1本できなかった」ってお客さんの前で暴露されました。僕おごったのに!

——芸人さんとはどんな方と行くんですか?

市川:同期のウォンバットとかレインボーのジャンボたかおとかは劇場帰りに誘うことがあります。ジャンボはサウナが苦手だったんですけど、無理やり水風呂に入れたら、そこから好きになってくれました。あとは出向いた先で芸人さんと会うことが多いんですよ。

松本:若手芸人の中でもブームになっているんだよね。

市川:サルゴリラの児玉さん、うるとらブギーズの佐々木さん、しずるの池田さんに会いました。パンサーの尾形さんに至っては週2で遭遇します(笑)。


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そいつどいつ PROFILE
松本竹馬(左)と、市川刺身(右)からなるコント師。
松本の作るネタのちょっとシュールで個性的なキャラクターがくせになり、業界内にファンも多数。市川の演技も定評あり。


■今回のスポット:改良湯

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大正5年創業の老舗銭湯。昨年リニューアルオープンし、伝統を継承しつつも今のニーズに合わせ、幅広い年代の満足に答えている。風呂場の壁画はペインティングユニットのGravityfreeが担当。市川は「照明が暗くて落ち着きます。軟水を使っていて体にまとう感じが最高」と賞賛。松本も「すごく綺麗でオシャレ!」と太鼓判を押した。


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ライター/浜瀬将樹 撮影/越川麻希

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