見出し画像

MLM本場アメリカのダイレクトセーリング業界2021 -Vol.2- ~ディストリビューターと愛用者の人数&その売上~

こんにちは!
げじまゆ🐛です。

前回は2021年アメリカのダイレクトセーリング業界の総売り上げが過去最高になったことと、その売上カテゴリーをご紹介しました。

今回はその売上を作ったディストリビューターや愛用者がアメリカには何人いるのか?その売上状況などについてご紹介します。

アメリカのディストリビューター数

DIRECT SELLING ASSOCIATIONより

まずはダイレクトセーリングの仕事をしているディストリビューター数は…
何と7.3million!
730万人です!

730万人とはどの程度の規模なのかイマイチよく分かりませんが、2022年半ばの香港の人口が730万人弱(香港BSより)、日本では愛知県の人口が約730万人(総務省統計局より)です。

1つの国や日本の大都市を形成できる程の人数でかなり多いことが分かります。

ではこの730万人は本業として活動しているのか?はたまた副業としてなのか?アメリカではどのような割合なのでしょうか?

  • フルタイム人数:0.5million(50万人)

  • パートタイム人数:6.8million(680万人)

アメリカでは就労体系は「フルタイム」と「パートタイム」の2つに大きく分かれます。

日本のフルタイム・パートタイムの概念とは少し違い、企業に所属する勤務体制のことだけではなく「週に何時間その仕事に就いているか」で分かれます。

その定義(就労時間)は各州によって異なりますが、ここでのダイレクトセーリング業界による定義は次のとおりです。

  • フルタイム:週に30時間以上の就労

  • パートタイム:週に30時間以下の就労

アメリカでは約6.8%がフルタイム、93.1%がパートタイムとして活動しているようです。

日本でも副業としてダイレクトセーリングに関わるお仕事をしている方が多いですが、この状況はアメリカでも同様のようですね。

特にアメリカでは日本のように勤務先企業から「副業あかんで!」と言われることはあまりありません。もちろん企業によりですが、私が以前ハワイでフルタイム勤務していた企業も「副業?もちろんOK!」ととてもオープンでした。

特にハワイは物価が高く生活も大変なため、2足や3足、時には4足のわらじ状態で仕事をしている人は珍しくありません。

(ホント高かったなぁ💦・・・)

一方、過去最高売上を達成したこの業界に携わる人たちも年々増えていると思いきや、意外にも2020年と比べて5.2%減っているそうです!

ー 減るものがあれば 増えているものがある ―
ー 伸びるものがあれば必ず下がって消えていくものがある ー

これは世の中の常ですね。

では何が伸びたのか??

それがカスタマーであり「愛用者」です。

アメリカの登録カスタマー数

その愛用者数は44.6million(4460万人!)
ディストリビューター数と比べるとケタが違いますね!

2020年と比べて7.2%増加しました!

ここでの愛用者の定義はこちら👇

愛用者とは、そのダイレクトセーリング企業に顧客として登録した人。その企業の割引価格(リーテイル価格)で商品やサービスを購入ができるが、販売したり、ボーナスを受給することはできない。
*登録をせずに商品やサービスを購入する人は含まれていない。

DIRECT  SELLING ASSOCIATIONより


そしてこの愛用者も「プリファード カスタマー」と「ディスカウント バイヤー」に分けられています。

  • プリファード カスタマー:35.7million(3570万人)

  • ディスカウント バイヤー:8.9million(890万人)

プリファード カスタマーは上記の愛用者のことを指します。

一方、ディスカウント バイヤーの定義はこちらです👇

ダイレクトセーリング企業に登録をし、割引価格で商品やサービスの購入ができ、スポンサリング(勧誘)やボーナス受給の資格がある。しかしその活動はせず、商品やサービスの愛用者として購入するのみ。

DIRECT  SELLING ASSOCIATIONより

2021年のアメリカでは・・・
・16.2millon(1620万人)がダイレクトセーリング企業に個人契約の登録を
 しており、
・うち7.3million(730万人)がビジネス活動をしており、
・8.9million(890万人)が愛用者として商品やサービスを購入しています。

ディストリビューター数は下がったのに売上が過去最高を達成したのは、この愛用者が増えたことも大きいのかもしれません。

またアメリカではパンデミックにより、より健康意識が高まり、サプリメントを活用する人が各段に増えたことも要因の一つでしょう。

ドラッグストアやインターネットショッピングサイトでも多くのサプリメントが売り切れになりました。

(多くの店の棚がからっぽでした!)

特に免疫に関する栄養素を含むサプリメントの需要が高まりました。
ビタミンやミネラルも同様です。

これは前回の記事で紹介した売上商品カテゴリーのうち、Wellness系がダントツのトップだったこととも繋がります。

今後も健康意識やその受容が更に高まっていくのはサプリメント市場の成長性を見ても確実でしょう。

アメリカのその市場は2019年は$11.95billion(約1兆6308億6430万円 @2022年8月下旬時点)、2021年は$15.50billion(約2兆1151億6100万円 @同時期)、その後も右肩上がりで市場は成長していくと予想されています。

FORTUNE BUSSINESS INSIGHTS

このトレンドはグローバルでも同様です。
よって日本においても引き続きWellness市場が拡大していくことは予想に難くないですね。

MLM業界では毎年多くの企業が誕生しては消滅しています。
消滅するにはその理由が必ず存在します。

ー 伸びるものがあれば必ず下がって消えていくものがある ー

皆さんのビジネス活動が結果的に水の泡とならないためにも、ダイレクトセーリング業界に携わるのであれば、その企業が扱っている商品やサービスのジャンルの将来性を、人から聞いた事をそのまま鵜呑みにするのではなく、「ご自身で」信頼できるデータなどで確認することがとても大切ですね!


げじまゆ公式LINEだよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?