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10.同期

昨日、会社の同期と4人で飲んだ。
※こんなご時世によくないことをしているのは承知です…

私は今社会人2年目で、同期は全部で16人いる。まだ一人も欠けてはいない。
代によって、同期の仲の良さはだいぶ違うと思う。私たちの代は、可もなく不可もなくという感じで、誰かが集まろうといえばある程度集まるが、それを言い出す取りまとめ役がいないのと、皆そこまでして同期で親睦を深めたい、という気持ちは恐らくないのだろう。

ただ、16人全員、という風に見ると上記で述べたとおりだが、同期内でも仲の良いペアやグループはある。昨日飲んだ4人は前にも少し遊んだことはあって、仲の良いほうではある。ただ、その4人のグループが特にあるわけではないし、ある種本当に予定しない流れで決まった、男1人、女3人というすこしアンバランスな構成のメンツだった。

ただ、結論鬼楽しかった。
何度も今の会社に入社したことを後悔したが、この同期に出会えたことだけは「この会社に入ってよかった」と胸を張って唯一言えることだと思った。

同期と友達は違う。私はInstagramの吐き出し用アカウントがあるのだが、それは絶対に会社の人にはいくら仲が良くてもフォローされたくない。会社の人間である以上、そこには必ず利害関係が発生すると思うからだ。

同じ部署の同期は、わからないことをお互い助け合ったり、部署の先輩のことをやいのやいの言って共有できる。多くの時間を共に過ごす。
違う部署の同期は、私に仕事を振ってくれたり、逆にこちらが上に立って進行するときもある。
ただ、会社で働いている以上、そこには売り上げ等のお金が発生する。「勝ち負け」のような概念もあったりする。
だから私はやはり、同期のことを純粋な友達とは全く異なる種類のものだと思っている。

しかし、普通の友達にはいくら言ってもわからない会社の理不尽さや辛いこと、それこそ社内の人間関係など、「この人たちとしか話せないこと」が沢山ある。

しかも、それを同じ温度感で、同じ角度から見ることができる仲間が、たった16人しかいない同期で4人もいることに私はとても嬉しくなった。

1つ下の代の後輩たちは、とても仲が良く毎週のように泊まりで遊んでいるのだそうだ。だが、私とは色が違うな、と感じる。いかにもなパリピ色で、心から、1年早くてよかった、と後輩の話を聞くたびに思う。

昨日は久々に陽が出ているうちから飲み始めて終電後まで飲み続けてしまい、何を話したのか、ぶっちゃけ詳細な中身は覚えていない。
ただ、楽しかったことだけは絶対の絶対で、会社の話ももちろん、それぞれのプライベートの話やくだらない話、今度はあそこに行こう、という旅行の計画など、「友達」とはまた違う「同期」というかかわり方で心にヒアルロン酸を注入した夜だった。いい夜だった。
あ、心が満たされた夜だった、ってことです、解説は野暮だ!!


けじゃん。

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