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EURO2024⚽️
予選リーグの注目カードの試合は生中継及び見逃し放送で全て観たくらい、サッカーヨーロッパ選手権は私にとって白熱するものでした。心なしかインバウンドにヨーロッパ系の人が少ないのはユーロ観戦に勤しんでいるからかもしれません。
単に面白いだけでなく、観ているといくつかの気づきというものもあります。
①アルバニア・サポーター🇦🇱の熱狂
バルカン半島の国アルバニアは死の組に入って気の毒でしたが、ドイツのスタジアムに大量にアルバニアサポーターがいたのが新鮮かつ驚きでした。
アルバニアは冷戦時は社会主義体制の側でしたが、ユーゴスラビアのチトーとも反目し、ソ連からも距離を置いた独自の政治を展開しましたが、やはりうまくいかず欧州最貧国のひとつとなってしまいます。開放後は全国的にネズミ講がおこって、国民の三分の一が全財産を失うというところまでいきました。
2005年の大統領選挙は誰も出ないという混乱など、ずっとバルカン半島の謎の国として続いてきており、私もそのイメージのままでしたが、2024年にはこれほど多くのサポーターが物価高のドイツまで来たということに感動しました。
2009年にNATO加盟、現在はEU加盟申請中とのことで、少しずつ経済力が高まっていることがわかります。サッカーを観てるだけなのですがこのようなことを思うことは可能です。
②ヨーロッパの国同士はやはり近い
外交官と食事に行く機会があるのでよく話しますが、日本はあの世界地図のせいでヨーロッパの地理感覚がわかっていないという話に毎度なります。例えばロシアのモスクワとドイツのベルリンは飛行機で3時間です。
これを近いととるか遠いととるかは飛行機の経験値によって変わってくるかもしれませんが、それくらいの距離感です。なぜEU諸国がロシアへの警戒度を最大にまで上げて徴兵制まで検討に入っているかは解ります。地続きでこの距離は近いです。
それはユーロでも感じられます。オランダのサポーターが大量にいて街をオレンジ色に染めていますが、鉄道で普通に来れる距離だからです。アムステルダムとフランクフルトなら電車で3時間ちょっとです。飛行機なら1時間かかりませんし、今はユーロ特別価格とはいえ平常時なら5,000円で飛べます。
フランスやポーランド、ベルギーにスイス、北イタリアやオーストリアも陸路で普通にドイツのスタジアムまで行けます。海外旅行はお金持ちの趣味かなと思いますが、ヨーロッパに住んでいれば数千円で国境をさっと越えることができ、大勢で観戦している彼らを見ると、ヨーロッパの国々は改めて近いなと思うのです。
③ドイツ🇩🇪スペイン🇪🇸の強さ
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