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【ユダヤ人 ④】

さて、〈ユダヤ人〉はイスラエルの地で小ぢんまりと暮らしていたのだが、そこは元々が大きな国の植民地であった。

そこで、独立した自分達の国が欲しくなって反乱を起こすのだが、返り討ちにあってしまう。結局〈ユダヤ人〉はイスラエルの地から追い出され、逃げるようにヨーロッパの各地に散らばっていった。

ところが〈ユダヤ人〉はタフだった。

土地を持たない彼等だけれども、〈神に選ばれし民族〉という誇りから、ユダヤコミュニティを作って生きていくようになったのである。

しかし、キリスト教一色になったヨーロッパでは、〈キリストを処刑した裏切り者〉のレッテルを貼られて、大いなる差別を受けてしまう。

要するに、〈ユダヤ人・ユダヤ教徒〉は、〈キリスト教徒〉に嫌われたのであって、その〈キリスト教〉がヨーロッパ全域に浸透していたことから、ヨーロッパ全域で嫌われたということなる。ここに〈ユダヤ人〉の悲劇があるのかもしれない。

それでも〈ユダヤ人〉はタフである。

土地が無いなら土地がなくても出来ることをしてやろうと、〈貿易業〉〈金融業〉を手掛け、これが大成功する。そして、世界の大富豪の仲間入りを果たすまでに力を付けていくのだが、その結果、良くない噂を囁かれたりして、人々から妬まれるようになっていく。

そんな中、またしても〈ユダヤ人〉に試練が降り掛かってくる・・・

〈ヒトラー〉の台頭である。

第一次世界大戦で敗北を喫したことを〈ユダヤ人〉のせいにした〈ヒトラー〉は、そのことを利用してドイツ国民の心を掌握し、〈ユダヤ人〉を迫害する政策に打って出たのだ。

〈ユダヤ人〉を公職から追放
〈ユダヤ人〉から参政権を剥奪
〈ユダヤ人〉結婚相手の制限

そして最終的には〈ホロコースト〉によって600万人もの〈ユダヤ人〉が虐殺されてしまうのだった。

それでも尚〈ユダヤ人〉はタフなのだ。

「私達は神から選ばれた民族なんだ」

という誇りを胸に、今も世界中で生き続けているのである。

最後に〈ユダヤ人〉とは・・・

* ユダヤ教信者で「選民思想」を強く持つ。
* イスラエルから追放、散り々りに・・
* キリスト教から長年迫害される。
* 貿易・金融で大成功
* ホロコーストを経て、世界中で生きる。

こんな感じになるのだろうか・・・

(YouTubeチャンネル:大人の教養TVより引用)

・・・・・・・

以下は個人的な感想である。

思うに・・〈キリスト教〉の母体である、一神教の〈ユダヤ教〉を信じる〈ユダヤ人〉であるが、問題は、全くの無神論者である〈ユダヤ人〉の存在があるということだ。

例えば〈マルクス〉である。

だから、無神論者と一緒にするなという〈ユダヤ人〉や〈ユダヤ教徒〉が存在するのも事実なのだ。

ひよっとすると、〈神に選ばれしユダヤ人だけが尊いという選民思想〉を強く持った、極一部の〈ユダヤ人・ユダヤ教徒〉が、天文学的な富を手に入れたことによって、自分達が神になってしまったのかもしれない。そんな〈無神論者のユダヤ教徒〉が〈グローバリスト〉ととして世界を席巻しているのかもしれないが、〈グローバリスト〉の総てが〈ユダヤ人〉だとは限らないのだ。

一例を挙げれば、今や〈グローバリスト〉の重鎮的趣きを呈してきた〈ビル・ゲイツ〉は〈ユダヤ人〉ではないのである。

そして、強大な力を持って世界を動かしていると言われる〈ユダヤ経済資本〉や〈ネオコン〉等の中に存在する〈ユダヤ人〉は、〈グローバリスト〉という名の〈共産主義者〉であって、「選民思想」にのみ固執し、〈モーゼの十戒〉の中の「殺してはいけない」という戒律を全く無視するような彼等のことを、もはや〈ユダヤ教徒〉とは呼べない。(終)


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