【国道の鴉】
国道を走っていると、前方の道路上に黒い塊がひとつ落ちているのが見えてきた。
〈・・ん❓️・・・〉
段々近付いてくるとその正体が判明した。それは1羽の鴉なのであった。
道路に落ちている何かを嘴で突っついている。
ところが、車がどんどん近付いていくのに鴉は動こうとしないのだ。
周りに車がいるので無闇にクラクションは鳴らさずにパッシングライトで威嚇したのだが鴉はビクともしない。
愈々迫ってきて10mを切ろうかという頃になって、漸くヒョンコヒョンコと道路端に逃げたのである。
〈ド厚かましい鴉じゃ❗️もうチョッとで轢き殺すところだったじゃないか❗️車慣れにも程があるってもんだ〉
なんて憤慨する僕なのだが、考えてみれば鴉だって生きる為に頑張っているのだ。そう考えて直してはみたものの、それにしても太々しい野郎だ・・・おっと、(♂️)とは限らないか。
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