【ユダヤ人 ①】
3000年前、エジプトは膨大な数の奴隷を使って繁栄していた。この奴隷の中に、アラビア半島出身の〈とある遊牧民族〉がいたのだが、それが〈ユダヤ人〉の遠い祖先になる。
さて、エジプトでは奴隷達に過酷な強制労働が課せられていたのだが、ある時、その〈とある遊牧民族〉の中のリーダー的存在だった〈モーゼ〉という名の男が神のお告げを聞くのである。
彼は仲間に神の声を伝えた。
「エジプトの東にあるイスラエルというところに我々の新天地があるぞ❗️」
それを聞いた仲間達は、奴隷労働から逃れられるのならと、〈モーゼ〉の言葉に従ってエジプトから脱出することを決めてそれを決行したのである。
しかし、そんなことをエジプトが許す筈もなく、〈遊牧民〉は、追い掛けて来たエジプト軍に海岸線まで追い詰められてしまう。
万事休すかと思った時である。両手を拡げて〈モーゼ〉が神に祈ると、目の前の海が真っ二つに割れて陸地が現れたのだ。〈遊牧民たち〉はそこを渡って追手から逃げ延びたのだと、〈ユダヤ教の原典:旧約聖書〉には、そう記されている。
(つづく)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?