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【バッハとヴィヴァルディ】

朝、セキセイインコのニコル君にバロック音楽を聴かせていた。

すると家内が訊いてきた。

「父さん、これフルート?ヴィヴァルディ?」

「ビバルディじゃなくて、バッハのフルートソナタじゃ」

「そう言われると、なんかヴィヴァルディとは違う感じがするよね」

「そうそう、バッハは高尚というかチョッと難しそうな感じがするだろ?」

「うんうん、そんな感じがする」

「バッハは荘厳で高貴で、チョッとだけ取っ付き辛いっていうか・・平均律の転調があるし、まぁ、親しみ易い曲もあるんだけどな」

「そうなんだぁ」

「そこへいくとヴィヴァルディの曲は解り易いよなぁ・・感情が表に出てるって感じが強くてさぁ、まぁ、言ってみれば、ヴィヴァルディはバロック音楽の演歌みたいなところがあるかもな・・感情的メロディーっていうか、いや勿論ヴィヴァルディの曲の全部が全部そういう訳じゃないんだけどな」

ニコルに、モーツァルトやバッハやヴィヴァルディ、テレマンなどのフルート曲を聴かせているうちに、クラシック音楽には門外漢だった家内が、バッハとヴィヴァルディの違いを、なんとなくではあるが、識別できるようになっていた。

これは想定外だって言ったら怒られるかな❓️


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