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【ユダヤ人 ③】

只、〈ユダヤ人〉でなくても、熱心にユダヤ教を信奉する人であれば〈ユダヤ教徒〉になれるらしいが、その数は極々少数らしい。〈日本人〉の〈ユダヤ教徒〉も存在するそうだが、基本的には〈ユダヤ人〉の子孫が〈ユダヤ教徒〉になるということである。

ところで、イスラエルに移住してから以降、食事や服装まで制限される細かい戒律に縛られながらも、なんとか平穏に暮らしていた〈ユダヤ人〉であったが、1000年が経った頃に異変が起きる・・・

〈イエス・キリスト〉の出現である。

〈キリスト〉はイスラエルで暮らすいちユダヤ教徒であったが、〈選民思想〉や細か過ぎる戒律に疑問を感じたのである。

それはこういうことであった。

「神様って全人類を幸福にするくらい偉大な存在じゃないのか❓️選ばれた人だけが幸福になるなんておかしいじゃないか・・神はもっと優しい存在の筈だ。食事も着る物も自由にすればいいじゃないか❗️」

そして、聖書の中にはメシア(救世主)が現れると記してあることを捉えて、〈キリスト〉はこう言ったのである。

「私は〈ユダヤ教〉を終わらせるための救世主です❗️私こそが聖書の中に書いてある救世主だ❗️」

この〈キリスト〉の主張は、最初のうちは聞き流されていたのだが、次第に賛同する者が増えてきて、やがて無視できなくなってくる。

結果、危機感を抱いた〈ユダヤ教徒〉は〈キリスト〉を捕らえ、十字架にはりつけて処刑したのである。

ここに〈キリスト教〉が始まる。

〈キリスト〉は処刑されたが、残された優秀な弟子たちによって〈キリスト教〉はヨーロッパ全域に拡がっていった。

尚、〈イエス・キリスト〉は、処刑の3日後に「復活」したとも言われているが・・・

そして、〈キリスト〉の弟子達によって書き残されたのが「新約聖書」である。(つづく)


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