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【家内の内視鏡検査】

今日は家内が〈大腸内視鏡検査〉を受ける日だ。僕は車で送ってやることにした。

検査を受ける病院は、ベテラン看護師の義姉が勤めている病院だ。腕のいい先生がいると言うので決めた病院である。

実は同じ所で1年程前に大腸ポリープの検査を受けていて、今日が2度目の検査になる。念のための経過検診だ。1年前にポリープは取ってあるので、まず心配することは無いと思う。

病院までは車で2時間以上は掛かる距離があるし、診察の予約が早い時間なので朝早くに家を出た。家内は予め処方されていた下剤を飲んでいるので、何度かトイレ休憩をしながら病院へと向かった。

2度ほどトイレ休憩をしたところで、お腹が落ち着いたから大丈夫、と言うので3度目の休憩をパスして先を急いだ。

ところが、その途端に催してきた家内である。

「あ~もぉダメかもしれないぃ~・・」

と、いよいよ切羽詰まってきた。

次のコンビニまではまだかなりの距離がある。先を急ぐ・・

しかし朝の出勤時間だ。とうとう渋滞が始まってしまった。ズラリと並んだ車が動かなくなった。

「わあぁ~~・・」

苦しむ家内を余所に車は中々進まない。結局その交差点で3回の信号待ちを経て、やっと渋滞を抜け出した。

間も無くコンビニに到着して、なんとか事なきを得た家内なのであった。

そうしてやっと病院に到着、無事に受付を済ませることが出来たのである。

検査が終るまで相当な時間が掛かるので、車を病院の駐車場に置いたまま、僕は街中をブラブラして時間を潰さなければならなかった。

・・・・・・・

6時間以上掛かってやっと検査が終了した。

結果は、小さなポリープが新たに2つ出来ていたのでそれを取ったということだった。特に問題はないとのこと。

驚いたことは、1年前にポリープを取った時に、その傷口を塞ぐために着けてあった小さな〈クリップ〉がひとつだけ残っていたことだ。普通は便によって直ぐに外れるものらしいのだが、1年間も外れなかったとは❗️・・

家内は便秘性で〈ウ●コ〉が固いのに、その固~い〈ウ●コ〉でも外れなかった〈クリップ〉は、恐ろしく根性のある〈クリップ〉なのだった。


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