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【セカンドオピニオン②】

総合病院の医師に見切りをつけてセカンドオピニオンを選択した家内と僕であった。次に選んだ所は、義姉あねが看護師といて勤務している内科医院である。

予約日がやってきた。家内をクルマに乗せて朝早くに家を出た。

3時間ほど掛かってやっとその内科医院に到着する。今日はポリープ切除の手術をする。半日ほど掛かるということなので、家内だけ降ろして、僕は街中まで移動して適当に時間を潰すことにした。義姉さんがいるので安心だ。

・・・・・・・

3時ころ病院に返ってきた。3時30分頃から、麻酔が醒めた家内と一緒に結果説明を聞く。

50代半ばくらいの院長先生は、優しそうな風貌のイケメン先生である。色々な病院勤務を経て独立された先生だそうである。

先生の説明は実に丁寧であった。

「ポリープの切除には、削り取るというやり方もあるが、自分には出来ないので、内視鏡スコープの先にある注射針で生理食塩水を注入し、ポリープを持ち上げてスネアを掛けて切除する(EMR)というやり方でポリープを取りました」

 と、出来ないことは出来ないという正直な先生であった。自信がある人は謙虚で偉ぶらないのだろう。あぁ、思い切って病院を変更して良かったなぁ~と思った瞬間であった。

後は、削除したポリープの細胞検査の結果を待つばかりなのだが、先生の話ぶりでは全く心配なさそうであった。



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