![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/115997294/rectangle_large_type_2_675bf4ee4f70b6f69341df39c9bab084.jpeg?width=800)
【チンドン屋】
〈YouTube〉の散歩をしていたら、〈チンドン屋〉を語るサイトに出会した。
〈チンドン屋〉かぁ~懐かしいなぁ・・
僕が少年の頃には〈チンドン屋〉がいて、スーパー・商店の大売り出しや、新装開店のパチンコ屋の宣伝のために、街中を賑やかに練り歩く姿が見受けられたものだ。
まだテレビもあまり普及していなかったので、宣伝の手段として、結構〈チンドン屋〉の需要があったのである。
〈チンドン屋〉は3人~多くて5人で編成されていた。着物を着た紅一点の女性・胸の前に太鼓と鉦をくっ付けたオジサン・クラリネット吹きのオジサン・・この3人がド派手な化粧をして街中を練り歩くというのが基本型だったように記憶している。
女の人が躍りながら、鉦と太鼓がチンドンチンドンと囃し立て、クラリネットは「美しき天然」という、〈チンドン屋〉のテーマソングみたいな曲を吹き続けるのである。アコーディオンの伴奏が付くこともあった。
幟には広告主の店舗名が書かれていて、着物の女の人は人々に〈ビラ〉を配って店を宣伝するのだ。
ところが、形は派手で賑やか千万な〈チンドン屋〉なのに、なんだか物悲しさを感じるのは僕だけだったのだろうか・・・
それは、クラリネットが奏でる、「美しき天然」の旋律だけのせいではないのかもしれなかった。
テレビに押されて、徐々に〈斜陽産業〉になりつつある悲哀が〈チンドン屋〉から滲み出ていたのかもしれない。
現在も残っていれば〈無形文化財〉ということになるのだろうか・・・
しかし逆に考えれば、現在の〈ネット情報化社会〉の中にあって、超々アナログな〈チンドン屋〉という宣伝手段が返って目立つかもしれないぞ・・
いや、やっぱりダメかなぁ・・・
因みに〈チンドン屋〉をネット検索すると、〈チンドン屋〉という呼称は「差別❓️」なんていうスレッドが散見される。
なんでもかんでも「差別言うなぁ~っ❗️」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?