【テーブルナプキン】
僕は、シティーホテルの宴会課に、ウェイターとして勤務していた時期がある。
宴会課という部署は、結婚披露宴や会議、展示会や各種パーティーなどの、所謂〈宴会〉等を扱う花形部署である。
その中でも、最も華々しい宴会が〈結婚式の披露宴〉であった。
ホテル勤務時代のエピソードについては、過去の〈note〉に色々upしてきたが、今日は、ホテルで使われる〈ナプキン〉についての話をしてみたいと思うのだ。
御周知のように、ホテルの宴会場で食事をする際、テーブルの上には、必ず〈ナプキン〉がセットしてある。
その〈ナプキン〉には、実は多種多様な折り方があって、中々興味深いものがあるのだ。今日はそれを少し紹介してみようと思うのである。
先ずは、一般的な食事会や、謝恩会や歓送迎会などの披露宴以外で使う〈ナプキン〉の折り方であるが、それには以下の様なものがある。
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【16分折り】(普通のハンカチ折り)
【ロール】 (円柱状に丸めたもの)
【2枚波折り】(16分折りの亜種)
【薔薇】 (薔薇の花の形)
【デルタ】 (ピラミッド型)
【リボン】 (蝶ネクタイ型)
【クレープ】 (ソフトクリーム型)
【王冠】 (冠型)
【キャンドル】 (蝋燭を立てた形)
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などである。
それ以外では、披露宴のみで使う、以下のような縁起の良い折り方もある。
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【鶴】 (新郎用)
【亀】 (新婦用)
【扇】 (扇を広げて立てた形)
【筍】 (お子様席用)
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これら以外にも、まだまだ色々な折り方があるのだが、ザッと説明すれば以上のような感じになる。
因みに、〈鶴〉や〈亀〉などの複雑なものは僕の最も得意とするところであったが、残念ながら、今となっては折り方を忘れてしまった。
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