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リバネスへのマーケティング人材の採用について

リバネスについて

株式会社リバネスは2002年に創業した、サイエンスとテクノロジーをわかりやすく伝えるをコアコンピタンスにした組織です。
2020年現在、拠点は東京・大阪・熊本・シンガポール・マレーシアとなっており、90名程度の人数となっています。人材構成はバックオフィス・ITチーム(合計7名程度)を除く全ての人材が修士号or博士号を取得した研究者となっているのが特徴の一つです。
「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という社是の元、サイエンスに関わる様々なプロジェクトを展開しています。詳細はWebサイトを御覧ください。https://lne.st/

今なぜマーケティング人材なのか

リバネスではこれまで、マーケティングに携わるプロがいませんでした。
しかし、ビジネスカテゴリーは年々増えていく一方です。特に私達の特徴として多くあるのが、誰かと誰かを結びつけるような機会を提供するというものです。
例をあげると、TECH PLANTERという創業支援プログラムでは、技術シーズを持ち社会実装にチャレンジするチームを募集し・磨き上げ・大企業の方々にお披露目するという事を年間を通じて行っています。
もう一例をあげると、超異分野学会というイベントでは、リバネスに関わりを持った研究者・企業の方々・町工場の職人などなど様々な人達が一同に介し、コミュニケーションを取る機会を提供しています。勿論私達もそれを楽しんでいます。
他には、リバネス研究費/サイエンスキャッスル研究費というプログラムでは、研究者及び中高生の科学部がやりたいと考えている研究プロジェクトに対して助成金を提供するという事業を行っています。
大小様々ではありますが、年間を通して、様々なプログラムが展開され、それに応募してくる人たちを募集し、フィルタをかけ、より優秀であったり面白いと思ったものを私達が関わることでブラッシュアップするという事業が展開されています。
そして勿論、これらのプロジェクトの原資は売上です。BtoBがメインの売上構成となっており、そこに向けての営業も同時に走らせています。

今ココにある課題

おかげさまで事業は好調で、提供する機会の数も増えてきました。出会わせたい人たちの組み合わせも増えてきているのですが、そこで問題となるのがリソースです。
リバネスの現場のスタッフは先程も言ったとおり研究者です。そして経営者である私自身は彼らには思いっきりプレーヤーとして活躍してもらいたいと望んでおり、そのとおりの組織が出来上がってきました。面白い企画もいくつか見られるようになり、後はそこに人を集めるだけという状態だと言えます。しかし、そこがおろそかになりがちです。
企画の中身を決めることに熱中はするのですが、集客を考えての活動まで頭が至っていません。社内にあるプロジェクトの全部がそうとは言いませんが、多くのプロジェクトで人に見せるタイミングやその切り口について検討する時間が十分に取れているとは言えないという状態にあります。私自身はCIOを務めており、彼らのプログラムが欲しい人たちに向けてWebアプリケーションを展開するという事を行っているのですが、それすらも時間がギリギリになることがしばしばあります。せっかく良い企画を作っても人の目に触れずに締め切りが終わってしまえばそれまでです。本当にもったいないと思っています。
より人の目に触れることさえできればもう少し伸びしろがあるだろう企画がゴロゴロ転がっています。マレーシアやシンガポールにも同様に。

課題に対する解決策Phase1を行った2019年度

2019年度にITチームを組織し、3名の採用を行いました。システム側のリソースが増え、顧客情報がより多く手元に入ってくるようになりました。
リバネスではCRMにSalesforceを利用していますが、ここに多くの人とのネットワーク情報が蓄積されています。これをもとにメールマーケティングをPardotというSalesforceのサービスを使って行う事で、集客に活用しています。これはすでに知っている人たち且つメールのオプトアウトをしていない人に対しては有効ですが、全く知らない新規の人やオプトアウト済み(誤ってオプトアウトしてしまった人含む)に対しては全く効き目がありません。
もちろん年間を通して数千人の新規ネットワークが構築されてはいくのですが、人的リソースで集めたネットワークのみをターゲットにしていては、いずれリーチ先が枯渇してしまいます。それもわかっていたので、先程採用した一人に片手間で広告運用を行ったりと言った仕事をやらせてみたのですが、本来行う仕事のリソースが増大してきたためマーケティング活動に割く時間がなかなか取れないという状況になっています。

2020年に行いたい次の一手

これまでリバネスは広告運用等に本腰を入れて取り組んだことはありません。特定のプロジェクトの予算を使って少しやってみましたという経験はありますが、継続的にマーケティング活動を行いながら、より効果的な一手を突き詰めていくというチームは存在していません。そのため、今回採用にチャレンジしたいと思っているのは、マーケティングの専業人材です。リバネス社内のプロジェクトを横断的に把握し、その集客や、営業、誘導といった計画を立案し実際に動かしていく人を求めています。
チームリーダーはCIOの私自身となります。

採用する人材に求めるもの

手をかけられる仕事の範囲は様々です。デジタルのみで完結するものもあれば、リアルイベントへの誘導といったことも可能です。デジタル広告の展開を考えるのも、ダイレクトメールによる反応を伺うという提案もなんでもOKです。ゴールに届くのであれば手段は何でも構いません。アグレッシブに様々な手法を取り入れていく意欲のある方に挑戦してほしいと思っています。
社内には、教育事業から研究関連の事業、創業関連の事業及びそれを国内の地域展開するチーム、海外展開するチームと様々なチームが存在しています。最初の半年くらいは彼らを観察してもらいながら、入っていける場所探しから始まると思います。
決まったワークフローは存在しません。これからまさに立ち上げようという所に立ち会っていただける人材を募集します。

就業条件等

就業時間は原則9:30-18:30です。基本的に残業はありません。私自身も家庭の事情により18時前後には一度オフィスを出ます。
働く環境についてはこちらも参照ください。
完全リモート勤務は不可能ですが、2020年6月現在の当チームについては週の半分くらいを集中Dayとして自宅でやるという状態になっています。柔軟な勤務ができると思います。
月曜日の午前中については、全社員が集うCreativeMeetingという時間になっているので月曜日は出社してください。(祝日の場合は火曜日)

所属組織について

所属は完全子会社のリバネスキャピタルになります。修士・博士人材が本体のリバネスに。その他の専門的に特化した職能をもつ人材の採用をリバネスキャピタルで雇用する形をとっています。関連するリリース
(*修士・博士号取得者については本体所属になる可能性もあります)。

査定のポリシーについて

給与査定は半年に一度行われます。
リバネスでは「個のネットワーク組織」を標榜しています。これが何かというと、ひとりひとりのネットワークを元にして世界を変えていくんだという意思です。査定面談の際に問われるのは社内に与えたインパクトです。どんなに良い仕事をしていても存在感が無い・人に認識されない状態を続けているのでは評価がされません。
リバネスには「蓄積・開示・分析・統合」という文化があり、報告・連絡・相談ではなくきちんと情報を誰もが手の届く場所に蓄積しなさいというスタイルでの仕事を推奨しています。(開示以降についてはある程度自動化されています)
今回採用する人材像については、確実に全社員への影響を与える位置にいざるを得ないと思うので、誰からも認識されないという状態にはなり得ないとは思うので心配はしていないのですが、ポリシーとしてはそのようなものがあると認識しておいてください。

給与レンジについて

マーケティング職というものが存在しないため、そのための給与テーブルは存在していません。何が出来てどのような給与が望まれるのかについても正直な所把握しておりません。社内にはやれることが沢山あり、結果も見えやすい場所だとは思いますので、このくらいの結果をだしてこの程度の給与でどうだと言ってもらうのが一番良いのでは無いかと思います。
最初の一年は、上限はあるにせよある程度の言い値からのスタートでも構わないとは思っています。次の年からは結果で応えて頂きたい。

マーケティングに使える素材について

Salesforce上には現在、メアドありリストが8万人。それ以外で6万人の情報があります。データ管理が雑だった時代のものも含むので、その中には使えないデータも当然入っています。データの属性によるフィルタリング抽出についてはSalesforceから秒殺できるようになっているので、まずはそのあたりを弄り倒してもらうのが良いかもしれません。
その他に、FORCASというサービスを通して、弊社の顧客属性を考慮したターゲットリストの作成が可能になっています。こちらは住所データしかないのでメールマーケティングには向きません。
GoogleやFacebookにはターゲットマッチ広告という手法が取れますが、Googleについてはこれまでの課金実態が薄すぎてまだ使えません。Facebookについては私達が所有するメールリストは組織のものが多かったりするので、そこまで多くのヒットが出来ていないという状況です。ここについては弊社の会員向けサイトリバネスIDをハブにすることで収集していってはいますがもう少し時間がかかるでしょう。リバネスIDについては、情報の収集を行う為のWebフォームの集合体という状態に今はあるのですが、ここにユーザが周回していくようなリニューアルを現在準備中です。
その他に、あんなことこんなこと、と皆さんの経験上必要な情報やツールなどがあると思います。それについては都度購入検討を行いましょう。
Salesforce周りは基本的に全社員がライセンスを持っていますので、あいつはライセンスが無いからこれが見えないというような状況にはなりません。全員で同じ環境を享受する事が可能になっています。

リバネスのCIO 吉田丈治について

2002年に現代表の丸・井上及びCFO池上がリバネスの立ち上げをするぞと発表した現場に居合わせたのをきっかけにjoin。バックグラウンドは電気電子工学。最近はプログラミングとデータ分析、ITツールを用いた就業環境の改善が主な役割。1980年生まれ。
Salesforce界隈では割と有名な気がしています。
ブログ:https://note.com/geeorgey
Twitter:https://twitter.com/geeorgey
Facebook:https://facebook.com/GeorgeYoshida
LinkedIn:https://www.linkedin.com/in/geeorgey/

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更新履歴

作成:2020年6月25日15:17

noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。