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#Slack から #ChatGPT を使わせたときのおもしろユースケースをご紹介:プログラミング編

昨日は、マギシステムだったり、勝手にブラッシュアップしていくような使い方を模索したり、作ってるSlackアプリを改善したりしていたのですが

そんなことをしているうちに、弊社Slackの #ai -sandbox チャンネルでChatGPT APIとスレッドで29回のやり取りをしているスタッフを見つけました。

西村くんによる試行錯誤スレッド

なにやらスプレッドシート上に、Googleドライブに入っている特定のファイルを書き出すようなスクリプトを書きたいということらしい。

GPT Partyからの最初のレスポンス

何をやっているのか1つの処理ごとにコメントを入れてくれるのが親切でいいですね。
流石に冗長だということでまとめさせています

関数として出力させる

シンプルにまとまりました。
出力先はスプレッドシートなので、1行目にカラムのラベルをつけたいですよね。

修正

しっかりとカラム追加と修正内容が何だったのかについてのコメントをくれています。
さて、ここで気づいた訳です。Googleドライブには、フォルダをいくらでも追加できることを。再帰的にフォルダの中身も取得したいということで、そんなニーズを投げることにしたようです。

下の方は切れちゃいました。

だいぶスクリプトが長くなってきましたが、ちゃんと出力されていました。
さらにラリーが続きます

実行しながらニーズを伝える

ちょうど昨日だかにこんなことを書いていたのですが

あ、切れちゃいましたね。続きに書いてあるのですが、言いたかったのはここです

プログラミングのように即試せるようなものについては学習速度は確実に早まると思う。

https://twitter.com/geeorgey/status/1645994097717702656

ChatGPTから返ってきたものをそのまま即実行できるとあっという間に目的地に到達できるということです。

フィニッシュ

かなりの格闘の爪痕が見えました。
そして、このやり取りについての本人談がこれ。

そうそう、そこなんだよな。

前にどこかで言ったのですが、「微妙に自分の要件に合わない」事で諦めてしまうケースってたくさんあるんですよ。使ったこと無い言語で、なんかシンプルに書いてあるのになんでこう書いてあるのか全然分からんから応用が効かないみたいなやつ。そういうのを自然言語による指示によって変更してくれるというのはプログラミングのハードルを劇的に下げてくれると思います。

まとめ

そんな訳で、リバネス西村くんによるプログラミング格闘の軌跡をユースケースとしてお届けしました。
人間相手だと、指示する→指示した相手が何かをする→ちょっと違うから直してもらう指示をだす→修正する→・・・というキャッチボールにかなり時間がかかってしまうのですが、これって指示を出す人の能力にとても依存します。ChatGPTのようなものを使って適切な指示の出し方の訓練がされている人が先輩になってくると、後輩と連携した処理スピードが格段に上がって生産性向上に寄与しそうですね。

余談

ここまでの長いやり取りをする想定で作ってなかったので、ちゃんと処理できるのか不安があったのですが、問題なさそうということがわかって一安心しましたとさ。
Slackから使えるChatGPTアプリを3つ出してます。どれ入れてもだいたい同じなので、是非使ってみてください。APIキーさえ入れてくれれば動きます。
GPT Party
DeepL Translator
TimeLine

使い方

アプリの詳細な使い方はこちらをご参照ください


noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。