このリモートワーク全盛時代に、オフィスにあった”小耳に挟む”を実現する
オフィスで仕事をしていると、ふとした時に耳に入るキーワードがきっかけで新しいアイデアが浮かんだり、仲間の困り声を聞いて手を差し伸べることができたり、雑音の中に一筋の光が宿ったりすることがあったのではないでしょうか。
これがリモートワークとなり、デジタル的なコミュニケーションで仕事を回さざるを得なくなったときに、これまでは感じなかった疎外感や孤独感にさいなまれるということがあるようです。今回は、そんな時代に一つ提案をできないかとこのnoteを書いています。
会社のコミュニケーションをSlackで行っているチームの皆様へ
弊社リバネスでは、2014年からSlackを使い続けてきました。会社オフィシャルのワークスペースは2つ。リバネスのみと、社外とのコラボレーション用のワークスペースです。100アカウント(bot含む)、Dailyで3000posts程度が流れていきます。アクティブチャンネル数は300程度が常時稼働しているようです。
Slackは非常に便利で、四六時中どこにいてもコミュニケーションが可能なツールでビジネススピードを加速するために必須なアプリケーションに位置づけており、今ではあらゆるアプリケーションの中で一番時間が使われていると考えています。
すべての投稿を一つのチャンネルで見たい
実は2014年当時にも考えていたことだったのですが、技術力不足で諦めていました。すべての公開チャンネルのpostを一つのチャンネルに流す。そう、Twitterのタイムラインのようなチャンネルを作ることはできないだろうかという挑戦です。7年が経ち、最近Slackアプリの開発を続けてきたこともあり、この挑戦のことをふと思い出したという訳です。
今回作ったのはTimeLine for SlackというSlackアプリです。
インストールはこちらから https://lne.st/x11m
スライドURLはこちらから https://lne.st/5mso
インストールしたら、timelineチャンネルを作ります
すべてのpostを集めるチャンネルを作ってください。ここにはすべてのpostが流れるので、ミュートを推奨します。
スターを付けておくことで、チャンネルを触れやすい場所に於くことがおすすめです。
timelineチャンネル上で設定してください
/timeline
と打つとメニューが立ち上がります。ONにして保存をすると、postが集まり始めます。
インストール後は少しお待ち下さい
すべての公開チャンネルにbotがjoinします。チャンネル数によりますが、1チャンネルにつき1秒かかりますので、ワークスペースのチャンネル量によってかかる時間が変わります。joinしたチャンネルに投稿されたpostが先程作ったtimelineチャンネルに転送されます。
作ってみてどう感じたか
先程も書いたのですが、このチャンネルはミュート推奨です。つまり普段は未読チャンネルとしての表示もされないため、空気のような存在な訳です。
一方で、スターを付けて目に触れやすい場所においておくという使い方を推奨しています。
こうしておくと、ちょっと手が空いた時間にチャンネルを見に行くという使い方になります。見てみるとどうなるか
こんな感じです。メインの稼働時間は飛ぶように流れていきますが、別にすべてを見る必要はありません。今その瞬間に目にすることとの出会いかなと。
TimeLineチャンネルを作って感じることはこれだった
本社でみんながワーワー喋ってるのがオンライン空間に再現されてる感じがする。盛り上がりは間違いなく可視化される
チャンネルの中身自体は雑多なものになります。当然。でも、それってオフィスそのものだなって感じたんですよね。物理的なオフィスとの違いは遠隔地だろうが関係なく小耳に挟めるという所です。これはむしろオンラインの特性と言えるでしょう。
オンライン/リモートワーク時代に一つのコミュニケーションのきっかけを与えられるようなアプリケーションになっていると思います。是非使ってみてください。
ちょっとしたオプション
アプリケーションのホーム画面に行くと、インストール時からのpost数のカウント情報を見ることができます。
セキュリティ等について
こちらのアプリケーションをインストールすることで、Slack内部で取り交わされている会話をアプリケーションが取得するということはありません。ログにも流れません。アプリケーションで受け取るのは、ワークスペースID、チャンネルID、postのIDのみで、それらを使ってpostのリンクを生成し、作られたリンクをtimelineチャンネルにpostする形になっています。
よろしければお試しください。
インストールはこちらから https://lne.st/x11m
スライドURLはこちらから https://lne.st/5mso
関連ポスト
noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。