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国語のTips「選択肢を見過ぎない」

先日読んだ

『国語の心得』
山田佳央、国書刊行会、2022

のなかで

「選択肢を見過ぎない」

というアドバイスがあり
その通りだと膝を打ちました。


1. 例えば


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問題文:
ゼタ(是太郎。息子)が耳を澄ますと
ゆすらと男性が
中学受験における方程式の扱いをめぐり
言い争う声が聞こえてきました。

設問:
問題文の内容について次のア〜エから
正しいものを一つ選びなさい。

選択肢:
ア ゆすらは夫と仲が悪い
イ ゼタは男である
ウ ゆすらはゼタの母である
エ ゆすらはいつも怒っている

正解は「イ」

(解説)
ア 男性=ゆすらの夫とは限らない
ウ 書き手=ゆすらとは限らない
エ 「いつも」「絶対」を含む選択肢は疑う

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4択のうち3つは間違いなのに
どれかな〜って
選択肢をずっと見ていると

あたかも問題文にあったかのように
脳に刷り込まれちゃうみたい。


設問との対話で立ち返るべきは問題文よ。
選択肢を見過ぎないでね。

ワナよ。


2. 漢字検定に応用


先日受検した漢字検定の勉強で
ゆすらが苦手な分野がありました。

それは誤字訂正です。

短い文章の中で
・誤っている漢字を見つけ
・正しい漢字に直し
・その両方を書きなさい
というもの。


誤字はすぐ見つかるわ。

けれど誤字をじっと見ちゃうと
正しい漢字が思い出せなくなるの。

だから
違和感のある所を薄目でサッと見つけ
あまり見ないようにして

正しい漢字を書いてから
誤字を書くようにしていました。


早速Tipsが役に立ったわ。

自分のためにね。


おしまい。

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