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火を吹くギター!MAD MAX :Fury Road in Melbourne

MAD MAX :Fury Road(邦題:怒りのデスロード)をご覧になった? 火を吹くギターは?2段重ねのキャデラックは?狂気のウォーボーイズのV8チャント、棒の上でアクションするポールキャッツは?
……実際に見たことは?

(※この記事には約30枚の、たくさんのマッドマックスの写真があります!)

ホワイトナイトとマッドマックス

オシャレな街メルボルンでは冬になると、ホワイトナイトというデートにピッタリのオシャレなお祭りがあるので行ってきた。
さて、私がこんなのにわざわざ3夜連続で出掛けて行くのには当然理由がある。マッドマックスだ。今年のホワイトナイトでは、MADMAX : Fury Roadの実車がやってきて、アクター達によるライブパフォーマンスが行われるとの情報を掴んだのだ。

マッドマックスが行われるのはメルボルン中心地にあるカールトン公園内の王立展示館前。ホワイトナイトというイベントは街中のあらゆる公共施設であらゆるイベントが行われているが、私は3日間出掛けて行って3日間マッドマックスしか見ていないので他に何があったのかはよく知らない。

ライブパフォーマンス

パフォーマンスは1時間に1回、車は全部で5台あるので、全部をしっかり目に焼き付けるにはこの3日間で最低5回は観なくてはいけない。
木曜夜、初日で平日だというのに結構大勢の人が集まっている。これはいい場所で写真を撮るには、パフォーマンス開始前から場所を取って待っていなくては……。真冬の夜のメルボルン、こうして私は毎晩何時間も寒空の下でウロウロする羽目になった。

あのギターは、あのギターは、CGではなく本当に火を噴くのだ。リアルなFury Roadがそこにあった。

さて、目の前でこんなエキサイティングなパフォーマンスが大音量で繰り広げられている。役に入り込みV8チャントで威嚇するパフォーマーたち。これはもう、観客もV8で一緒に騒ぐのが礼儀というものだろうと勝手に思っていたら意外と通りすがりのメルボルンの観客たちはそうでもなく、全員棒立ちでスマホのカメラを掲げている。大丈夫?パフォーマンスと観客の温度差がでかくない?そう、無料のショーであるためか、こんなに大勢の観客がいてもけっこうみんな通りすがりなのである。

その昔、日本人観光客は海外の観光地に行ってもカメラを構えて写真を撮ってばかりだというステレオタイプがあった。違うのだ。どこの国の奴もカメラを持てばカメラを構えて写真を撮ってばかりなのだ。その昔は日本人だけが全員カメラを持っていただけなのだ。スマホのカメラとインスタグラムが普及してついに世界が日本人に追いついた、そんな考えが頭をよぎって行った。

パフォーマンス2日目は金曜日。フライデーナイトとあってさすがに昨日にまして人出が多く、最前列の確保に時間を費やした。おかげで今夜もいい写真が撮れたが、最前列を確保しておいてカメラをのぞいてばかりというのもなんとなく気まずい思いがあった。最前列で鑑賞するのはマッドマックスの大ファンだからだ。取材に来たんじゃないのだ。パフォーマーと観客を隔てるフェンスを挟んで、すぐ目の前にやってきたウォーボーイと目が合った。私は両手を掲げ、V8!と叫んでいた。ウォーボーイは私を指差し応えてくれた。するとほかの観客からも歓声が上がり、V8チャントが聞こえ始めた。本当はウォーボーイズと一緒にV8!って叫びたい人たちが、ほかにもいたのだ。なんとなく叫べなかっただけで、ファンなら自分もV8!って叫んで、この素晴らしいパフォーマンスの興奮を共有したいのだ。嬉しい時間だった。2日目、3日目と人が増えるにつれて、会場の熱狂も増していった。

日本の映画シーンでは応援上映などが人気になっている。私はそういうのに1回しか参加したことがないので偉そうなことは言えないのだが、日本人は周囲のみんなと一体になれれば、公共の場で思いっきり騒いで没入することに案外慣れているのかもしれない。

IMAXシアターでは

王立展示館のすぐ隣にメルボルン博物館があり、メルボルン博物館にはIMAXシアターが併設されている。ホワイトナイトの期間中は、MADMAX: Fury Roadが上映されていたのだ。しかも格安10ドル。

23時55分上映開始!遅っ!
3日目最終日のホワイトナイトは深夜2時まで。土曜のメルボルンに終電の概念はなく、どんな夜中まで遊ぼうが公共交通機関で帰宅することができる。
今夜も数時間に渡ってパフォーマンスを見続けて凍死寸前となっていた私は、この素晴らしいお祭りの最後にFury Road を観て帰ることにした。暖かいIMAXシアター、実家のようなマッドマックス …...。
心地よいエンジン音に包まれ、私は安らかな眠りについた……。

昼間の様子

あれだけ大掛かりなセットなので、明るい時間に見にいけば置いてある車がよく見えるのでは?と思い土曜の昼に出かけて行ったが……
残念ながらカバーされていた。

でも、こういうところはよく見えたので、せっかくだから写真を載せておく。

動画を観たい方はYoutubeで探してみると良いだろう。多くの動画がアップされている。

・ホワイトナイト
メルボルンの冬のイベント。メルボルン市内の至るところがプロジェクションマッピングで彩られる大きなお祭りで、アーティスト達によるビジュアルアートや、ライブパフォーマンスが楽しめる。
2013年に始まり、7年目となる今年はちょっとグレードアップしたらしい。8月22日(木)から8月24日(日)までの3夜連続で開催された。去年はマッドマックスがなかったので行かなかった。マッドマックスに感謝。

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