社会不適合者、【5年ぶりに小説を書いた話】を語る

おはようございます、社会不適合者です!

早速本題に入ります!


5年ぶりに書きました、小説!!!


で、駄目でした、小説。

いやぁー、割愛しますが、僕は創作活動そのものに色々思う所がありまして、書いては辞める、書いては辞めるってのを、人生で何度も繰り返してるんですね。

で、今回は5年ぶりに、過去に創作意欲を沸き立たせてくれた名作【アトム ザ・ビギニング】と向き合う機会があり、また創作意欲が沸き立ってしまった為、描きました。

構想自体は16歳頃からずっと書きたいけどボツにし続けてきたネタがあったので、3日で恐らく4万文字程度、ササッと書ききれたんですけどね。

書ききった時点で気に入らなくて、でも消すのを堪えて直しに1日使い、直し終わってもまだモヤモヤしてるというのが実情です。

そもそも一気に書ききろうとする執筆スタイルが良くないんでしょうね。

心だけ前向きでも、脳も身体も疲れちゃいますから、本当は休みを挟みながら、書ききる前にちょこちょこと直しを入れるのが良いんだろうなって、書き終わってからすぐに後悔しましたね。


自分が書きたいものと向き合う。


いつだって僕が描きたいのは、心の変化の物語です。

どちらかと言えば、無から有が生まれるくらい、大きな変化を描く物語になります。

そういうのをリアリティー重視で書きたいな、でもそれを人に楽しんでもらうのは難しいだろうな、と思って本当に書きたいものを堪え、ポリシーもなくコメディ系のものを書き続けてきたのが、僕の創作人生でした。

でも、その価値観は【アトム ザ・ビギニング】という作品に出会い、ぶっ壊されます。

詳しくは、実際に漫画を読んでいただければ、と思います。

アトム ザ・ビギニング(1) (ヒーローズコミックス) https://www.amazon.co.jp/dp/4864684170/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_422JZ5EN81QQKAGFCSTW

特にこの作品に夢中になれるきっかけをくれたのは、2巻です。

絶対に2巻まで読んでください。

読んでみな、とぶぞ。


宣伝みたいになってしまいましたが、僕は出版社の回し者じゃありませんのであしからず。

ああ、紹介したらアトム ザ・ビギニングを語りたくなってきました。

以前も紹介する記事を書いたんですけど、あれ、本当に伝えたいことは何も書けてないんですよね。

あぁ、語りたい、アトム ザ・ビギニングを好き勝手に語りたい。

この記事を書くのを本気で中断するか悩んでます…それくらいに良い作品です。

ということで、以上、“社会不適合者、【4年ぶりに小説を書いた話】を語る”でした。


すみません、冗談です。

まだほとんど何も書けてないですからね、小説を書いたことについて。

でも何を書きたかったか忘れちゃいました…アトム ザ・ビギニングで頭の中がいっぱい過ぎて。

だって火曜日には最新刊が届くんですよ?


僕は本当にアトム ザ・ビギニングが好きです。

東海から関東への引越しは、バイクとリュックに詰められる物をパンパンに詰めて、残りもダンボールで郵送できるものに限定、高速道路に乗ってこの身一つで済ませたんです。

そんなごく限られた荷物の中、「これは絶対に持ってかないとな!」なんて真っ先にリュックに詰められたのが、アトム ザ・ビギニングの当時7巻分な訳ですから。

いや、ホントに名作ですよ。

1〜3巻に関しては弟へのプレゼントにもう1回買ってますからね。

そんな名作ですが、僕はこの4年、今も治っていないちょっとした病気になっているので、読む気力がありませんでした。

でも今年の正月に色々な偶然が積み重なり、僕はまたアトム ザ・ビギニングと向き合い、それを通し、再び“自分が本当に書きたいもの”と向き合う勇気を得たんです。


で、書きました、小説!!!


で、駄目でした、小説。

僕は小説を書く時に、オチを決めて書くのが嫌いです。

ある程度キャラクターや展開は固めて書くのですが、そのキャラクター達に好き放題やらせて、オチも彼らに丸投げするスタンスなんです。

で、書き上がった今回の小説は、一応終わったという形にはなってるんですけど、やっぱりなんとも言えません。

「これ、読んだ人が理解できるのかな」

「多分伝わらないところが沢山あるよな」

「一応補足したけど、蛇足感が凄いんじゃないか」

「読むに耐えるだけの面白さが足りない」

「それでも読み続けてくれた人がいたとして、こんなオチがその労力に見合うのか?」

「泣きたくなってきた」

「そもそも書きたいことは何も書けてない気がする」

これが今の本音です。

昔もそうでした、だから何度もボツにしてきたんです。

でも今回のはボツにしません。

5年ぶり、久しぶりに形を持ってやって来てくれた僕の大切な作品なので、とりあえず投稿はしたいと思っています。

ただ、もう少し面白さを伝える方法を模索してから、同じネタに挑戦したいとは思っていますが…。


久しぶりに小説を書いて思ったこと。


好きなことをするのは、やっぱりめちゃくちゃ楽しかったです。

ただ、勢いだけでやりきると、後で後悔することが沢山あります。

石橋を叩いて渡りながら筆を走らせる、くらいの勢いでやりたいなぁと、書き終えてから思いました。

あと、体力ですね。

創作活動をしたい人は、日頃から適度な運動を心がける方がいいだろうと思いました。

筋トレが趣味だった昔は気づかなかったのですが、創作活動は実感以上に身体と脳に負担がかかります。

どっちも疲れきった状態であれこれ無茶して作り上げても、心身共に疲れきってしまう上、出来上がったのはハリボテのような作品でした。

まぁ多少の手直しなら、後からいくらでも出来るんですけどね。

自分で後悔するんですよ、「あぁ、ここもっと詰めて描きたかったな」「でもこの後に続いてる展開、ここ直すと説明でテンポが悪くなっちゃうかもな」みたいな事を。

途中で気づけたらすぐに直せるのに、僕はなんだか立ち止まって振り返るのが怖くて、そのまま最後まで書ききってしまったので、もう取り返しがつかなくなっていました。

という訳で、そんな僕だからこそ。

久しぶりに創作活動をしたいと考えてる人に、いくつか伝えたいことがあります。


壱に体力、弐に休息、参に見直し。


内容の面白さ以上に、作品としてのクオリティを保つ為に、この3つがめちゃくちゃ重要だと思います。

頑張って68点のものを描いたところで、受け取る側には頑張りは伝わりませんし、ただ68点のものが届くだけです。

ちなみに今回僕の書いた小説は、点数をつけるような物ですらありません。

卑下や謙遜無しに、作品内のキャラクター達にも本当に申し訳ないのですが、本音を言えばフォルダの隅っこにそっとしまっておきたいレベルです。

ただ、5年ぶりに何かを書けた喜びは本物なので、“やっぱり人に見てもらいたいな”と欲が出て、投稿するという選択をしました。

この記事を書いてる時点では、まだ投稿はしていないんですけど…。

うーーーーーーん…やっぱりやめようかな。

いや…やっぱり…します。

創作活動の難しい所は、こうして苦渋の決断で投稿したところで、人からの批評がほとんど貰えないことです。

何かを作って一番辛い瞬間は、誰にも評価されない時だと思います。

ドキドキしながら作って、それが誰にも何とも思ってもらえない時、僕は本当に辛くなります。

テキトーに書いたものが誰かの心の琴線に触れることはあるんです。

でも、本気で、本当に書きたいものだけを書いて誰かの心に届けられたことは、数えられるくらいしかありません。

いや…むしろそれさえも、他の作品でついてくれたファンが、お情けでしてくれた批評だったのかも。

「これは僕の宝物だ」と胸を張りたいのに、それが出来ない。


手を抜いても評価される時がある。

なんなら、そのほうが多く批評される。

その虚しさがわかる人って、この世にどれくらいいるんでしょうか?

でも、そりゃそうですよね。

手を抜いてるからこそどこか冷めた気持ちで作品と向きあえて、全体を意識して作り出せる作品もある。

本気で夢中になって書くからこそ、客観的に見るのが難しくて、読者を置いてけぼりにしてるのかも。

好きな事だけ詰め込んだ作品って、いわばオナニーです。

飛び散った精液や、オーガニズムの余韻に浸る自分を記録して「ほら、これ! すごいっしょ!」なんて見せて回ったところで、誰も楽しめる筈がない。

天才なら、精液を何らかの絵の上に撒き散らしたり、余韻に浸る自分を何かに当てはめたりして、そんなものでも人を楽しませられるんでしょうけど。

それらを踏まえた上で、もう一度“書きたいもの”と“その書き方”に向き合いたいと思います。

という訳で、今度こそ。


以上、“社会不適合者、【5年ぶりに小説を書いた話】を語る”でした。


天才にはなれないし、努力の才能も無いので、なんとか実力と向き合いながら、今後の創作も楽しみたいと思います。

それでもぼちぼち評価される人生でしたから、それでいいんです。

なんて、妥協するのにも飽きてきました。

今は時間だけは沢山ある状態になれたので、せっかくなら、その時間を自分の為に活かしたいと思います。

いつか自分の作品が、誰かに何かを考えさせるきっかけになること。

その作品が、どんな形でもいいので、この世に残されること。

それが、僕の生涯の夢です。


ここまで読んでくださった方、そうでなくともこのページにアクセスしてくださった方、その両方に感謝します。

ありがとうございやした!!!


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