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ラジオっ子世に憚る


noteを書こうと思う。理由なんか知らん。
ちゃんと書けるかも、飽きるかもしれないけど。書こうと思う。


先日、2024年4月2日にFM新潟の「NAMARA MIX」という番組に出演した。
10分間のお笑い授業という短いコーナーだったが出演が決まった際はガッツポーズして喜んだ。だってラジオに出れんだもの。
大学前の一人暮らしの家に庭があれば俺は駆け回っていただろう。

テーマは「短歌の楽しみ方」だった。

「始めたきっかけ」や「続けている理由」は就活の面接対策で考えてたがそれはあくまで選考対策だったのでもう一度深く考えた。
そしたら文章になってたのでここに残したい。
あと、この文章の改訂版を某新聞社に送ったら掲載されることになった。
これ書いていいのかな・・・?まあ、いいや。
俺の中のハチワレが「なんとかなれ」と言ってるし。


短歌を始めて2年が経とうとしている。そして私は大学4年生になった。
短歌を始めたきっかけはただ単純なもので、「友達を作りたかったから」だった。新潟生まれ、新潟育ち、県央市民大体友達の私は紆余曲折あって新潟大学に進学した。しかし思い描いていた大学生活とは程遠く、大学1年生は散々な日々だった。大学生になれば一人暮らしだ!と意気込んでいた私だったが、オンライン授業のせいで一人暮らしする必要がなくなった。見飽きた実家の自分の部屋で一人ぽつんと、会ったことも無い教授の声を聞いた。
自分の部屋は独房のようで、囚人のような私の唯一の楽しみはゲーム実況を見て現実逃避することだった。「自分が生きてる価値なんてあるのだろうか」「このままでいいのだろうか」とずっと思っていたらまた春が来た。「さすがにやばい」と感じて、入るサークルを調べていたときに新潟大学の文芸サークル「新大ゆる文芸」の存在を知った。
そして2022年4月日に対面活動が行われることを知り、母親の車を借りて県央地域から西区にある新潟大学に行った。休日に大学に行くのは初めてだった。3人だけで大学の食堂に座っている人がいて、変な人たちもいるもんだなと思いながらすれ違ったらその人たちか「新大ゆる文芸」の人だった。今思い返すとそれが運命の出会いだった。
そこからあれよあれよという間に時は過ぎた。気付けば短歌に没頭し「新大ゆる文芸」は公認サークル「新潟大学俳句・短歌会」となり、私は大学3年生の秋に「新潟大学俳句・短歌会会長」になった。
大学1年生の時の私に向けて声を大にして言いたい。
「短歌でお前の生きてる価値を作り出している」と。
もし、今この拙稿を読んでいて、思い悩む方がいたらどうか短歌、いや形式は問わないが短歌だと私は嬉しい。あなたの胸の奥にある感情をぶつけて欲しい。
少なくとも短歌はそのためにあると私は信じている。
そしていつかあなたの短歌を読めたら私は幸せである。
短歌はあなたのためにあるのだ。


書いている途中で思い出したが大学1年生の時、バイト先の塾に東京学館の短歌会の作品集が何故かおいてあって先輩とこの短歌良くない?って盛り上がったんだ。もしかしたら運命だったのかもしれない。

短歌にはまって後輩をめっちゃ勧誘し自作の短歌を読ませる短歌ハラスメント、通称「短ハラ」をしてしまったことは反省しています・・・


【3月】

「3月何してたかな」と日記を読んだ。
日記は小4からほぼ毎日付けている。我ながら「よく書いてんな」思う。

人生で一番「別れ」を感じた季節かもしれない。

仲が良かった友人と連絡が取れなくなった。
理由は先輩から聞いた。
生きていると聞いたときはなぜか涙が出てきた。
ずっとRADWIMPSの空窓を聴いてた。

RADWIMPS 空窓の一節

大好きだった先輩たちと会えなくなるのが本当に悲しかった。

もっと関わりたかった。
俺は「気を遣う」って言葉に逃げていた。
「好き」なら「好き」とちゃんと言えばよかった。
「遊びたい」なら「遊びたい」と言いたかった。                 

俺は泣き虫だ。
3月は週3で泣いてた気がする。
ラジオに出た帰りにも一人で泣いた。先輩に渡す冊子を作ったときも泣いた。渡すときも泣いた。4次面接落ちたときも泣いた。3月9日を聴いて泣いた。
radikoのタイムフリーを聴きながら新潟LOTSから新潟駅に向かう道のりで泣いた。
高校時代からお世話になってる先輩たちとこの前飲んだ時も泣いた。
串カツ田中で泣いた。
串カツ田中新潟駅前店史上一番きれいな涙だったと思う。

俺は周りの人に恵まれている。
なぜか素晴らしい人たちに恵まれている。

友人も学部もサークルもバイトも、振り返れば部活も高校も、先輩も、後輩も。仲良くなりたい人が多すぎる。


「けいじゅがいい奴だからいい奴が集まるんだよ」
そう、串カツ田中で先輩に言われた。
串カツ田中史上、いや新潟駅周辺で一番熱い言葉だと思う。
今書いてたら思い出して涙出てきた。
涙腺が緩みすぎている。水道局に言えば直してくれるだろうか。
俺は幸せすぎる。
この幸せを保存するために早死にしたい。

【note】

なんか暇な時に書くようにします。
書くのは好きです。
よろしくお願いします。
常体、敬体ごちゃまぜが俺の文体です。

敬愛するRADWIMPSの野田洋次郎さんの著書「ラリルレ論」の最初の一文で締めたい。

日記を書こうと思う。理由なんか知らん。
ちゃんと書けるかも、飽きるかもしれないけど。書こうと思う。


締めたいって書いたけど俺の短歌で締めたい。

可も不可も無い人生で串カツを噛んだときした音は祈りだ

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