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優しいってなんだろうね。


先日、話題になった安原さんのnote。

自分がこれまでずっと言えなかったモヤモヤを書いてくれた気がした。

読んだ時に心が動くのを通り越して、どこかフワフワした気分になった。

僕はこのnoteに会えてよかった。書いてくださってありがとうございます。


改めてわざわざ僕が書くことはないのかもしれないが、自分の言葉で伝えることが大切だと感じているいまだからこそ書いてみる。




あの時のこと。


noteを読んでいて頭に浮かんだのは大学2年の時のことだった。

入学してからのずっと関わっていたコミュニティ。

僕の大学生活の中心だった。


時が流れ2回生になって、そのコミュニティでは幹部のような立場にあった。




普段はみんなちゃんと仕事をしていて、とても信頼してた。




ただ酒癖が悪かったのか。

社会に出れば、それが“ふつう”なのかわからない。



でも学年が上がりお酒が飲めるようになると段々と印象は変わっていった。



いくつもあった中でも忘れられなかったことがある。


飲みの席において、男子が女の子を前にしながらコミュニティ内のかわいいランキングをつけること。


男子に勝手に比較されて、順位をつけられて笑われる。

お酒のノリでした。すいませんで終わる話なのかもしれない。



でも僕はとても居心地が悪かった

よくそんなことが出来るなと思った。


男子だけで順位をつけるのとは訳が違う。

誰かを悲しませることまでしてケラケラ笑えるのが信じられなかった。



事実、飲み会終わりに女の子たちは泣きながら相談してくれた。

本当に嫌だったけど、しょうがない黙るしかない我慢するしかないって話してた。(先日見た映画「ファーストラヴ」でも同じ構図だった。)

弱者が我慢しないといけないのはやっぱり悔しい。




せっかく相談してくれてた女の子たちのためになりたかった。

何よりも自分が所属しているコミュニティとして嫌だった



同期のノリなら許せるのか。来年入ってくる子達にも同じ思いをさせるのか。


直接被害を受けたわけではないけど、そのままではいられなかった。




後日、嫌われ役になる覚悟で伝えた。

もちろんお酒が入ってない時に。




でも結果は散々だった。

とても悔しかったし、それ以上に悲しかった


「気にしすぎ」 「考えすぎ」 「ごだは感じやすい奴だからな~」

「あの場のノリじゃん」


全く受け取ってもらえなかった。

ちゃんと受け取ってもらえると思った自分が間違ってたのかもしれない。


いつしか、相談してくれた女の子達も「その時のノリだから~」って話してる。


女の子の立場を考えればわからなくもない。争いたくなかったのかもしれない。黙ることの方がうまくいくと考えたのかもしれない。


勝ち負けではないが。

負けた。


気づいたら問題視していたのは僕だけだった。

僕は1人、ノリがわからないイタイ奴になってた。


確かにおかしいと感じたあの問題はその場のノリとして解決されてしまった。



自分がお節介だったのかもしれないと反省した。

コミュニティの雰囲気を壊した自分を攻めたし、空気が読めない自分が悪いとも思った。




でもそれ以来、飲み会が苦手になった。


その後も幾度か他の方法も試みたけどだめだった。

結局ノリがわからないやつになってしまった。





結局、大好きだったそのコミュニティを辞めた。





やっぱりバランス、、


しばらくたった今でも

大したことないと思いながらもずっとあの時のことが引っかかっていた。


難しい問題だといまでも思う。

100−0で考えるべきものでもない。正解なんてないのかもしれない。


ノリだと割り切ることも必要な場面もあると思う。

でも一方でそれで苦しむ人もいる。楽しければ良いのか。


いまは、生きていく上でバランスをとっていくしかないのかなとも思う。



優しい世界を


僕だって出来るなら嫌わたくないって思いは本心にある。

嫌われるような文章を書きたくなくてなかなか書けなかった。


優しい世界が良い。


「ああ、綺麗事言ってるよ」「女の前だけ良い面するなとか」

「良い人ぶるな」


実際、たくさん言われてきた。


結局、僕に何が言えるのだろうかとか思ってあれ以来、押し殺してきた。


だから安原さんのnoteを読んだときに僕は救われた気がした。

自分のままで良いんだと思えた。だからこそちゃんと安原さんのnoteに応えたい。


そんの現実的に無理だとしても。正解なんてなかったとしても。


少なくとも僕は僕なりに

やっぱり優しい存在でありたいなって思う。


僕の近くにいる人が悲しい顔をしているのを見るのは嫌だから。


もちろん、それがたとえ表では悲しそうな顔をしてなかったとしても。


思っているだけだったら何も変わらなくて。

だからといって現状として何か出来るわけじゃない。


優しいの定義もまだまだだけど。


僕に出来るのは寄り添うこと。作品を作ること。

見えてるところにも見えてないところにも魅力があると思ってる。

なんなら見えないところにこそ魅力で溢れてると思う。


見えない思いとか魅力を形にする人でありたい。

だから1人のクリエイターとして作品を通してあなたに寄り添いたい。




誰かの支えになればと思いながら。





p.s 

ひとみちゃん。

またお蔵入りにするところだったnoteを後押ししてくれてありがとう。


ゆうだい

ちゃんと思いを言葉にする姿勢に刺激もらったよ。ありがとう。



・・・




最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

読んでくださった方に良い春が訪れますように。

ありがとうございます!!!