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フィリピンで子会社設立を経験とフィリピンで学研教室をFC展開させて行こうと思った理由。

フィリピンで子会社を設立しました。

当初は私はフィリピンに自ら選んで入国したのでは無く。。。
お世話になっている会社の子会社設立プロジェクトに参画したのがきっかけでした。
プロフィールにもありますが、私自身、パートナーと国際スポーツイベントのIT部分を担当する会社を設立しており、イベントがあれば同行して対応するという毎日。

プロジェクト単位で事業に参画するメリットとして、やはり

○先があるので地獄がいつまでも続かない

というのがありました。

そんな中で2014年にチャイナ・リスクが唱えられ始め、日本、中国に続く第3国が焦点になります。そこでリストアップされたのが、ベトナム、フィリピン、バングラデッシュ、ミャンマーでした。

が、バングラデッシュは一時テロがあり、ミャンマーは遠すぎるという事で、ベトナムかフィリピン・・・。
ベトナムは、ホーチミン、ダナン、ハノイと弾丸で周り、JobFairも開催し、ほぼハノイで決まっていました。

2014年当時はまだベトナムにはマクドナルドすら存在してなくて、正直娯楽もそこまで・・・という感じでした。ただ、学生は皆優秀であり、日本企業で働きたいという熱意は正直フィリピン以上に感じた記憶があります。ある意味仕事としては非常に集中できる場所であったかもしれません。ハノイでほぼ決まり・・となったのもある意味この「素朴な部分」が大きかったと思います。エキサイティングな部分であればホーチミンだったかと思います。
ダナンだったら、もう完全に骨抜きだったかもですね、いい場所でした。

しかし、先遣隊としては、やはりフィリピンも見ておこう・・・という事でフィリピンを視察に行ったのですが、

  • 英語が通じやすい(一般的に通じる)これはベトナムとフィリピンの最大の違いかなと。ですが、やはりタガログ語が理解できないと結構辛い場面が多いです。

  • どちらかというと年上は敬う文化。これも大きかったです。東南アジアってどこでもそうなんでしょうけどね。

  • ホスピタリティ。よく言われますが、介護分野でもフィリピン人が注目されている通り、一般的なホスピタリティは高いです。そしてそこまでガツガツしている人も少ない。日本人にとっては波長的な部分で合う人が多いと思います。

  • 平均年齢の若さ、人口の多さ。これも魅力的です。人集めで苦労する人は人数部分で言ったら皆無かなと思います。(内容や能力はさておき)

ホスピタリティで言ったら、フィリピンはかなり強いと思います。最悪何が起きてもなんとか周りが助けてくれる・・・これは着任当初はあまり感じず、また、それほど重要視してなかった要素でしたが、年数を重ねるにつれていかにこれがフィリピンの社会を構成する上で重要なのか、互助の精神がどれほど我々外国人にもプラスだったりマイナスに作用するのかが理解してきました。

その反面、「腹を割って話す」というような文化はありません、なので何を考えているのか・・・?どうしてこうなったのか?などという質問をしても的を得た回答がもらえず苦労するのも多いです。言い訳!という解釈に捉えられがちですが、これはもう聞いてる側が割り切るしかありません、そして事実「言い訳」大好きです。間違いを認めないというレベルでは無く、間違えた事実を自分の事柄として受け入れるような思考(自分を下手に考える)は少ないと感じます。そうして有耶無耶にするか、その場しのぎでなんとかするか。なのでガン詰めをする日本人も多いですが、あまり意味がありません。当人達は自分の事柄として捉えていない。

本当に雇用しなければいけない人材

日本人担当者、日系企業がフィリピンで雇用をしていく中で皆さんやってるのが問答無用で、客観的事実でバッサバッサと対応していく。これだと思います。こういう事は聞かない、こういう事は対応しない、起きた事象をマニュアルで分別し容赦無く対応していく。
自分もこれが正直セオリーだと思います。雇うべき人材もこういう人材という文化や背景その他を考えず、忠実にスクリーニングしていく。おそらくですが、皆さんそうしていると思います。

自分もこれは否定できないですし、事実そういう事もしてましたし。

ただ、「本来雇った方がフィリピンとしては助かる人材」ってどんな人?っていう事って考えはじめました。そういう人は

  • シングルマザー、シングルファザーである

  • 勤務地まで遠いとこに住んでる

  • 家族でトラブルが多く、不安定要素が多い

  • 借金(本人、又は親兄弟親戚)がある

  • 低学歴

  • 中流より下の層(学校は出たが貧困が常に付きまとう)

どうですかね。真逆ですよね、こんな人材雇ってたら終わっちゃうよって言われるのがものすごく伝わってきます。
でもこういう人がほとんどなんです。逆にこういう人が少なくなって行く流れにならなければ・・・国が豊かになるなんてマジ無理って思います。

営利目的だから無理だよって思うんですけど、自分はどうも割り切れないんです。これが

フィリピンでアラフィフが教育へ目を向けた第一歩でした。


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