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リンキン・パークと中学時代のオレ【日記】

♫ リンキンパークが始動しているらしい

リンキンパーク、アルバムを出して20周年なんだね。
自分はメテオラから入った。

♫ 中学の時の自分の音楽事情

00年代。自分は中学生。
ストーンズやクイーンにU2などのクラシックなロックから入ったロックファンだったので、その影響もあり、当時隆盛を迎えていたガレージロックンロールリバイバルのあった時期でもあったので、そこらへんばっか聴いてたな…。
おかげで俺の棚には2000年代のガレージ系バンドの1stと2ndが多い。

当時のロックの情報源は、こんな感じ!
① 図書館にある音楽評論や歴史の本
→友達がいなかったし一人を楽しんでずっと読んでたな。タイトル思い出せないんだけど…。

② レコードショップの見出し、ジャケット
→毎日通って試聴していた。自分は多感な時期にYouTubeで気軽に音楽を聴くことができなかったギリギリ世代。ジャケ買いして失敗したCDもあるんだけど、その経験は今でも繰り返しているし、それはそれで良いのではとも。

③ ロッキン・オン
→毎月買ってたわ。面白かったなぁ。リバティーンズとかトラブりまくってた時期だから、ハラハラしながら買っていたよ。
あとは社会的な発言に考えさせられたり、歌だけでは垣間見えない一面とかもインタビューで読めるってのは今でも楽しいよね。

④ 北海道ローカル番組の「まる音SUPER DX」
→唯一の北海道で観れる洋楽のMTV番組だった。録画して繰り返して観てたよ。どっちかというと流行りの音楽を中心にやってくれていた感じ。
まさかのMCが女子高生売買して終わるという最低の打ち切り!!


ガレージロックリバイバルって、局地的なムーブメントの印象が強くて、やっぱり当時はUSオルタナティブが強かったと思う。それでも90sに比べると方法論もやり尽くされて、飽和状態を迎えていたような気もしない。
とりあえずUSのロックは大きく分けてポップパンクか、ヘヴィロックが目立っていた。
…とはいえエモやポップパンクが苦手で、ヘヴィロックも当初は勝手に同括りにしてしまっており、ヘヴィ・ロックも敬遠していた。
まぁ、ただの聴かず嫌いだけど。

でもね、ある日、例の「まる音SUPER DX」がリンキンパークの「Numb」を放映したのよ。衝撃的で価値観が変わるものだった。

これロックンロールでもソウルでもないがカッコいいぞ!
大丈夫かな?と思いながら、恐る恐る父にPVを見せたら、父親までハマってたもんなぁ…。その後もFaintやらなんやらとカッコイイ曲ばっかだったので買ってしまったわけだ。
「ハイブリッドセオリー」、「メテオラ」は今でも普通に聴くし、以降からラップミュージックだって聴くようになった訳だから影響はデカい!

今は一番好きなジャンルのトリップ・ホップとかだってソウルを聴いてたとはいえ、リンキンパークとか通過しなければ聴いてなかったと思うんだよね。


♫ なんであんな魅力的だったんだろう?

ヘヴィロックはどういう音楽かと言うと、メタルなどにあるマッチョイズムや悪魔的なモノを排し、より重たくて、より内向的な歌詞で共感を得やすい音楽になっていった。
リンプ・ビズキットやコーンの方がジャンルで云うと先輩な訳だけど、彼らはいくらか悪夢を彷彿するようなPVだったり、厳つさがあってメタルの系譜を継いでいたんだけど、リンキンパークはそこらにいるような兄ちゃん的な雰囲気や、浮いている女の子を主人公にした「Numb」のPVを観ても分かる通り、他のヘヴィロックよりも身近な孤独や絶望を歌う彼らは、間違いなく世界一優しいラウドなバンドだった。今でも突き刺さるPVだ…。
それらの要素が間口を広げた大きな理由なんだろう。
自分個人としては独特のボーカルや変態性を持っていたインキュバスも好きだった。

そのあとはU2のような路線に行って反応が微妙だったせいか、ラウドな路線に戻っていった。その時にはあまり聞かなくなっていたけども。


いずれにせよ「Breaking The Habit 」のPVが日本人が手がけていることを知って自分がクリエイティブに興味を持ったには違いないし、今ここにいるのも影響をしていると思っている。


チェスター・ベニントンは晩年、鬱に悩んでたという話だったけど何が彼を追い詰めてたんだろう?親友のクリス・コーネルの死も大きいのだろうか?
どっちもボーカリストとしてトップレベルで好きなシンガーだったので悲しい。


最後にチェスター・ベニントンがアデルの曲をカバーをしている貴重なライブ映像を。ブルージーに美しく歌う姿を観るとリンキンパークだけではなくボーカリストとしてのチェスター・ベニントンの可能性をもっと観てみたかかったって考えてしまう。心の底から。


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以上でございます。
お付き合いいただきありがとうございました!

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