同じ人間にひれ伏すな
なんで、人間は人間にひれ伏すんだろう。
偉かろうと、どれだけお金を持っていようと、私たちは人間だ。
会社も、政府も、国も全て人間が作ったものなので、言い換えれば人間だ。
だから、「政府の方針だ」って言葉に違和感を覚える。
内容がどうこうとかの話じゃなくて、「なんで、同じ人間の言うことをすんなりと受け入れなければならないのか?」ってことだ。
まあ、すんなり税金を払っている俺が、偉そうなことは言えないが、元を辿れば、「政府の方針」は誰かが出した結論だ。つまり、私たちと同じ人間が出した、「考え」に過ぎないわけだ。もちろん、人間が集まり、議論を重ねていることは承知の上だが、必ず、最後にハンコを押す人間がいることも、また事実だ。
昨日、これと同じ現象が私にも起きた。教授に帰省の許可を取りに行った時、私は今すぐに帰らなければならない理由の提示とともに、意見を求めた。私は誠心誠意の心の声を伝えたつもりだったが、教授からは「上に聞いてみる」、「政府の方針に反することには賛成できない」と言われた。
私は教授に意見を求めた。教授の上の立場の人間の意見でもなく、政府の意見でもない、教授の意見を求めた。しかし、教授は私の要求を放棄した。法定速度を守らない教授が、研究室でお酒を飲む教授が、考えることを放棄して、同じ人間の後ろ側に隠れてしまった。
私が一番嫌いなことをした。自分で考えようとせず、実際には存在しない「立場」を守るために、考えることを放棄したのだ。言葉の後ろ側に隠れることは本当にダサい。「誰かが言っていたから」とか言う言葉には寒気を覚える。
私たちは同じ人間だ。国も政府も会社も、全部人間だ。人間の集合体に過ぎない。そこに頼るな。隠れるな。私たちは平等に考える力を持っている。
人間にひれ伏す癖がついてしまったら、お先真っ暗だ。
とにかく、自分で考える。自分の考えを口にする。このことを放棄しないでほしい。もちろん、助けを求めることに反対はしない、自分とは違う観点を持った人間の意見を聞くことは、自分の成長に直結する。
考えて、戦って、前に進もう。
同じ人間にひれ伏すな。目の前の事実を疑うんだ。
今日も頑張るぞおれ。
20210809
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