見出し画像

俺の戦いが始まる

後期は東京に飛び立とうかな。

もうすぐ研究室の前期配属が終わる。4月から始まったこの泊まり込みの研究生活も気づけば4ヶ月くらいたっていて、「意外に楽しかったなぁ」とか「時間流れるの早いなぁ」とかそう言ったことを考えるようになった。

ほんとに、後1ヶ月もしないうちに終わる。

と、同時に俺の戦いが始まる。

まずは、10月に試験がある宅建試験。これは絶対条件だが、この世に絶対は絶対ない。全力を出し切る。

そして、なんといっても、人生の椅子取りゲームが始まるわけだ。俺が主役の椅子取りゲーム。俺の中の7つに分かれた、主張の強い罪人たちと俺が、1つしかない椅子を死に物狂いで取りあい、争う。

怒り狂った俺になるか、傲慢な俺になるか、嫉妬深い俺になるか、俺が望む俺になるか。この椅子取りゲームで決まる。気を抜いていたら一瞬で負ける、そんなゲームだ。

常に全力を出し続けなければならないし、罪人の誘惑にまけてしまえば、それこそおしまいだ。それも、もともと俺の心が生んだ罪人であるため、俺を知り尽くしている。感情の動かし方、俺のネガティブ意識、ありとあらゆる方法を使って、俺に勝ちに来る。

だから、まず環境を変えてみようと思う。退路を経ち、未知の世界に飛び込み、これまで感じたことの無いような刺激を感じて、火事場のばか力みたいなもんを自由に使いこなせるようにならなければならない。

決して、圧倒的勝利なんてもの望んでいない。泥臭く、しつこく、負けを負けだと認めない、そんな勝ち方でいい。

俺は俺のことを認めている。だが同時に、ちっぽけであることも事実だ。俺よりすごい人なんて腐るほどいるし、代えなんていくらでも効く。

だけど、それは周りからの評価であって、俺は決して認めてねぇ。どんなけ、非凡だと言われても、俺には才能があるって言い続けてやる。口だけじゃなくて、行動でも示してやる。

自分の中にある7人の罪人を配下として、この世に一つしかない、俺という存在を飛び立たせる必要がある。

東京に行って、負けて負けて負けて負けて負けて負けてどんだけ負け続けても、這い上がってやる。

そうして、周りを見渡したときに、罪人が平伏していて、俺が椅子の上に立っている、そんな現実を作り出してやる。

敵は己の中にいる。


間違いねぇ。やってやる。
大事なのは瞬発力。スピードだ。

2021/08/13

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?