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46時間立ち続ける?! 課外活動 in アメリカ

みなさんこんにちは。

今回のnoteはアメリカに留学していた吉本が担当させていただきます。

今回は、私が交換留学中に参加していた課外活動での経験をシェアするので、ぜひ最後まで読んでみてください。


学生団体THONとは

私は2022年の8月からペンシルベニア州立大学に約1年間交換留学していました。その中で、THONという小児がんに苦しむ子どもたちとその家族を支えるために活動する学生団体のイベントチームのメンバーとなって活動していました。

ロゴ

THONはボランティアや寄付総額の両方で世界最大の学生主体の慈善団体で、これまでに2億ドル以上の寄付を集め、4,800もの家族とその子どもたちをサポートしてきました。参加する学生も多く、毎年1万人をこえる学生が実行委員会として、寄付を集める団体のメンバーとしてなど色々な立場からボランティアとして参加しています。

THONは一年を通して色々な活動を行なっているのですが、今回は最大のTHON Weekendを紹介したいと思います。

THON Weekend 

THON WeekendはTHONのフィナーレを飾るイベントです。このイベントは金曜日の夜から日曜日まで、3日間にわたって開催されます。

このイベントのミッションは、”子どもたちとその家族が病気のことを忘れられるような思い出に残る機会をつくること”です。寄付を受けた家族と子どもたちはこのイベントに招待され、ステージパフォーマンスを楽しんだり、ボランティアの学生と交流し、楽しい時間を過ごします。

会場の様子

またこの3日間、選ばれた約700人の学生は、金曜日の午後6時の開示の合図とともに、フロアから立ち上がり、翌々日の午後4時まで46時間フロアで立ち続けます。46時間寝ないでずっとです。初めて聴いた時は耳を疑いました。

自分と同じチームに46時間立ったいた友達がいたので理由を聞いてみたら「小児がんに苦しむ子どもたちをなくす、また子どもたちとその家族に適切な治療を提供し、精神的な支えになる」というTHONのビジョンに共感して参加したと話してくれました。

この46時間の間は、フロアに立ち続ける学生を励ますために作られたダンスが踊られたり、アーティストがパフォーマンスをしてくれたりと学生たちを励ますためにいろんなイベントが行われます。

自分はボランティアとしての参加だったので、ずっとフロアにいることはなかったのですが、何回か行く機会があった時は選ばれた友達と話をしたり、写真を撮ったりして疲れを忘れさせられるよう楽しんで時間を過ごすようにしていました。

THON Weekendの最後には、寄付された総額が発表されます。

ステージ上で寄付の総額が発表されます。引用元

これは、発表された時の様子です。2022年は総額約1300万ドルの寄付を集めました。日本円にすると15億円以上です。日本とは比べ物にならないくらいの寄付の大きさですよね。そしてこの額を学生主体の団体が集めたということもとっても驚きです。


ちらっと他の活動紹介

ちらっと他の活動も紹介したいと思います。THONでの活動は、9月中旬ごろから始まり、2月中旬に行われる”THON Weekend” まで続きます。それまでの期間は、寄付を集めるイベントとして、キャンパスの中でマラソン大会が行われたり、ボランティアの学生が寄付を受けた子どもたちとその家族と交流するためのイベントが行われたりします。THON weekendの100日前には、100日前の時点でどのくらいの寄付が集まっているかが発表されます。

これ以外にも、キャンパスのフットボールチームと協力してTHON football gameを開催したり、キャンパスやダウンタウンで行われるイベントに参加したり、キャンパスのお店でTHONグッズを販売してたりと、日常的にTHONのロゴを見かけることができます。

キャンパス内にあるTHON Storeの一角:引用元

THONはここでは紹介しきれないほど様々なことを行なっているので、ぜひ一度世界にはこんな学生たちがいるんだって知ってもらえたら嬉しいです。


チームでの活動で印象的だったこと

最後に自分がチームのメンバーで活動していて印象的だったことを紹介して、締めたいと思います。

チームでの活動の一つで、自分に取って”特別なもの”を持ってきてシェアするというアクティビティがありました。自分にとって"特別なもの"を見せながら、それがなぜ特別なのかを話しました。祖母との思い出の品や小さい頃にサッカーで優勝した時の写真を持ってきている友達もいました。

留学前までは、自分の内面や動機を人に話す経験が少なかったのですが、チームの中で自分の内に思っていることを共有することで、チームの友達のことを一段深く知ることができました。今振り返ってみると、この体験を通じて仲が深まったことは間違い無いですが、人の内面に関心を持つ現地の文化がより好きになり、自分もその文化に習って生きたいなと思うようになりました。

チームメンバーとスタジアムでボランティア

交換留学が始まって間もない頃にTHONのチームに入ったとき、メンバーは全員が現地の学生で留学生は誰もいませんでした。アジア系の学生もいない状況で、自分の英語もたどたどしく、毎回のミーティングに行くのが怖い時もありましたが、自分を受け入れてくれると気づくことができたおかげで、このTHONのチームでの経験は留学生活で1番の思い出になりました。

みなさんも留学中にチームとして何かに取り組んで、異文化の中での経験を積んでみてはどうでしょうか。

イベントチーム in THON Weekend

最後に紹介も兼ねて、THON2022の振り返りのビデオを載せておきます。


最後に

留学中の課外活動紹介はいかがだったでしょうか?GCSではカウンセリングを行っているので、留学生活や準備のことなど、気軽に相談してください。
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