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「学部で」留学することについて

皆さんこんにちは!GCS の和田です。
もうすぐ新学期が始まりますね!仙台もすっかり秋らしくなってきました。

秋といえば、読書の秋、食欲の秋 (食いしん坊の私にとってはこれが主かも...?)、そして...留学準備の秋!

10 月からは交換留学の募集が始まりますし、新学期ということで心機一転何か挑戦したい!と留学を考える人も多いのではないでしょうか。
留学準備の一助になれば、と思って、今回は「学部で」留学することについて、私自身の経験も踏まえながらつらつら述べていこうと思います。

(ちなみに上の写真は、留学先のスウェーデンで 2 月に撮影したものです。水面が凍っているのがわかりますか?真冬には、ここでスケートをする猛者を見かけました...笑)

学部での留学を決断したきっかけ

私自身も、学部 3 年の 8 月から学部 4 年の 6 月までの交換留学を経験しています。私が留学を意識し始めたのは大学入学前でしたが、入学当初は学部での長期留学は考えておらず、海外の大学院進学を目標にしていました。この考えが変化したきっかけは、大きく分けて 2 つあります。

① SAP (短期海外研修プログラム) への参加

SAP って何ぞや?っていう人は以下のリンクから↓

大学入学直後の学部 1 年 8~9 月、SAP でニュージーランドに一か月滞在しました。高校まで留学経験はなかったので、長期の留学を見据えたワンステップというスタンスで SAP に参加。
現地で出会った沢山の留学生と話しているうちに、自分の留学動機や留学で達成したい目標がまだブラッシュアップされていないことに気が付きました。

帰国後、「自分はどうして留学したいのだろう?」「留学で達成したい目標は何だろう?」と自問自答を繰り返していた結果、

・自身の専攻 (当時は研究室配属されていなかったのであくまでも希望でしたが) を海外で (その学問の本場で) 勉強したい

という今までの志望動機に加えて

・様々なバックグラウンドを持った人と交流して、広い知見を得たい
・異なる文化にもすぐに適応できる柔軟性を身に着けたい

という目標が見えてきました。

②留学アドバイジングでの先生からの助言

SAP から帰国後、留学アドバイジングを受けました。留学アドバイジングとは、東北大学グローバルラーニングセンターの先生方が 1 on 1 で留学に関する相談に乗ってくださるものです。リンクはこちら↓

SAP を通して留学目標が変わったことを先生にお話しし、カウンセリングを通して更にブラッシュアップを進めていった結果、自身の留学目標は学部での交換留学で十分達成できる (むしろ学部での交換留学の方が適している) ことに気が付きました。

そのことから、「大学院で海外」から「学部で交換留学」へと舵を切ることにしました。

また、それまでは漠然と「航空宇宙工学 (私の専攻) を勉強するからアメリカに留学する」と考えていましたが、航空宇宙工学を勉強できる大学はアメリカ以外にも沢山あることに気が付いたので、他の目標を達成できそうなヨーロッパ、しかもスウェーデン留学を選択することにしました。ここでスウェーデンを選んだ理由はおいおい...。

学部での留学を振り返って

留学目標を学部の交換留学で十分達成できると気付き、学部での留学に踏み切ったわけですが、果たして目標は達成できたのか?またどのような成長・気付きがあったのか?について述べていきたいと思います。

①自身の専攻分野における学び

まず一番大切な勉強面についてですが、留学先のスウェーデン王立工科大学 (KTH) では修士学生向けの授業を履修していたので、日本ではまだ学んでいない内容を学ぶことができました (内容についていくのに必死でしたが 笑)。
それに加えて、KTH の特徴であるグループワークメインの授業は、知識のみならず考え方やディスカッション方法など多くのことを主体的に習得する絶好の機会でした。授業を経て、知見が広がったとともにこれからの勉強・研究意欲が湧いてきました。
ただ、もし修士で留学していたら自分の専門分野についてもっと深く学ぶことができただろうなとは思います。

②考え方の変化・大切な友人との出会い
留学中は、単位互換の関係であらゆるコースの授業を履修していたこともあり、様々な専攻の友人と出会って交流を深めることができました。
友人たちとの交流の中で習慣や文化の違いを大きく感じ、最初は戸惑うこともありましたが、最終的には「違う」ということを面白いことと捉え柔軟に適応できる能力が身に付いたと自覚しています。また、自分が今まで知らなかった習慣や文化に触れることで、「知る」ことの楽しさを学びました。これは、常日頃様々なバックグラウンドを持った友人に囲まれながらダイバーシティの中で生活していたことによるものだと思います。

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ちなみに、上の写真で私と一緒に写っている彼女は、留学中に出会った私の大親友です。スウェーデンから帰国後も頻繁に連絡を取り合い、2019 年 3 月には東京で再会を果たしました (約 10 ヵ月ぶり!)。その後、9 月に私が国際会議でウィーンに行った際は、わざわざストックホルムからウィーンまで会いに来てくれたのです!次に会うのは、私が卒業旅行としてもう一度スウェーデンに行くときだね、と約束してきました。

学部での留学で、比較的自分の時間が確保できる分、友人と交流する時間が多かったことも、魅力の一つかなと思います。

大学院での留学

私自身が学部留学に満足していることもあり、ここまではかなりバイアスのかかった記事になってしまいましたが (笑)、大学院で留学するという選択ももちろん魅力的です。GCS メンバーの大浦さんが修士で交換留学しているので、大学院での留学のメリット・デメリットを聞いてみました。

メリット

研究留学なら、より中身のある研究留学ができる。研究者を目指したい人にはとてもおススメ。(学部時代に身につけたベースをさらに発展させられる。学部で留学すると、研究の基礎を知らないまま行くこと場合も多い)
目的がしっかりしていれば、充実した留学になる可能性が高い。(年を経て、自分の軸や興味が成熟した状態で行けば、その分のアンテナを強く張ることができる。)

これは本当にその通りだと私も思います!学部で留学するのと、大学院で留学するのとでは、獲得する知識やスキルの充実度は違ってくるのではないかと思います。

(やや?) デメリット

明確な目的を持っていることを求められやすい。
“世界にとりあえず出てみたい、視野をなんとなく広げてみたい”のような漠然とした留学をするには、学部時代の方が行きやすいかも。

確かにそうですね〜。大学院で研究ベースの留学をするとなると、明確な目標を求められるのかもしれないですね。
でも、明確な目標ではなく「とりあえず留学してみたい!」「視野を広げてみたい!」というような留学志望動機も良いですよね。
とりあえず海外に行って視野が広がることで、考え方や興味が変わり、それが今後の大学生活や人生に活きてくると私は思いますよ!

留学すると自分を見つめ直すことになる。留学が遅くなると、自分の本当の興味に気づくのが遅くなるかも。(留学してみたら、修士に進まなくても良かったな、という結論になることもある。)

留学は自分を見つめ直す良い機会です。留学中に沢山のことを経験して、自分の興味関心や考え方、進路の方向性などが変わることはよくあります。その機会に出会うのが遅くなることによって、「もっと早く気付いていれば...」と後悔してしまうかもしれないですね。
でも、結果的に遠回りをしてしまったとしても、それに気付くことができたという点が最大の収穫なので、そんなに気にする必要はないと私は思います!

最後に

学部と大学院、どちらで留学しよう...と悩んでいる人がいたら、この記事が役に立つと幸いです。
もっと詳しく話を聞きたい!などありましたら、私たち GCS の留学カウンセリングに是非申し込んでみてくださいね!
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それでは皆さん、充実した新学期を!

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