幸福とは?環境↔️意識 空の意識。実態は関係なく、解釈によって生じるもの

30年近く前、身近な人が自殺しました。その数年後高校時代の親友が自殺しました。

30年前、バブルははじけていたけど日本は世界第二位の経済大国でした。

世の中で自殺ほど不幸な出来事はないと思います。でも調べてみたら、年間40000人近い方が、日本で自殺していました。その数字は世界でも非常に高い人口比率の数字でした。

経済的に豊かな国で、年間40000人の自殺。

豊かになれば幸せになるわけではないんだ。
じゃあどうしたら幸せになれるんだろう?これが、僕の思想の原点です。

30歳を迎えたころ自分なりの答えが見つかりました。

幸せとは主観的なものだ。

客観的にいくら幸せだと言われても本人が幸せだと感じていなければ幸せになれないし、客観的には不幸な環境にいても本人が幸せだと思えば幸せだと。

仏教の究極の真理に「空」というものがあります。

この抽象的な言葉を、あえて分かりやすく言うならば、

「ものごとの真理はない。解釈があるだけだ。」

だと思います。

例えば、一般的に「ボールペン」と呼ばれているものは、使う者の解釈によって、ツボを押すための道具になり、投げて遊ぶ道具にもなります。

幸福というものも同じ。実態は関係なく、解釈によって生じるものです。

だから、幸福になるためには、解釈の力を身につける必要があるんだ。そう考えてそんな意識を持とうとし、実際にそう生きてきたと思います。

会社を経営するようになり、会社という実態を、集まる人々が幸福になる場所と解釈、定義しました。

全従業員の幸福を考えたときどうしたら良いのか?

本質的な幸福の実現の為には、一人一人の意識が変わらないといけないというのが、僕の信念とも言えるものになっていました。

巷では社員の幸福の為に、環境を整える(給与だったり、福利厚生だったり、オフィスの綺麗さだったり)事が、重要だという主張が強かったのですが、僕は、それが経済的な豊かさを追求してきた日本と被ってしまうのです。

世界でも有数の自殺者を出していた日本に。

僕は必然的に、社員みんなの意識がどうやったら変容できるのか?幸福を感じられるようになるのか?という事に意識を向けた経営を志向するようになりました。

そして20年の経営者人生で、それは間違えていないと思いを強くしています。

組織作りの全体像は以下から

GCの組織づくり

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