「そのままでいいよ」という悪魔の言葉
私の話をしよう。
私は中学2年の頃からクラスのみんなに天然だと言われるようになった。
小学生の頃からおもしろいとは言われていたのだが、天然と言われたのは初めてだった。
私のキャラで笑ってくれる人がたくさんいた。
私の中学はヤンキー校だった。
同学年では平和なクラスの方が少なかった。
だから私の発言で癒されるとそんな風に捉えてくれた子が多かった。
それに、雰囲気の悪い時はなぜか「なち〜」と私のように笑いながら話を振られ、変な空気もなくなった。
だからこそだ。
友達には
そのままでいいよ
ずっとそのままでいて
と言われた。
その時は私のままで受け入れてくれるんだ!と周りが明るくなった。
だけど、社会人に出てから初めて思う。
このままではダメだったんだ。
自分の成長はいかなる時も必要な訳で、学生の時の友人の言葉は
その人にとって都合のいい癒しの存在
だったんだ。と最近指摘されてわかった。
気づくのが遅すぎた。
なんていったってもう30歳だ。
そのままでいいということは
私の為にはならない
成長にもならない
私は人の言葉の裏をあまりとらない。
鈍感でお人好しだからこそ気づかなかった。
自分を認めてくれる味方は1人はほしいけど、
いくつになっても成長は必要だ。
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