見出し画像

日本スマブラDXランキング2019/SSBM RANK JPN2019のアートワークを担当しました。

本稿の題名にある通り、アートワーク担当として「日本スマブラDXランキング2019」/「SSBM RANK JPN2019」の作製に携わりました。

このランキングは昨年の戦績を基にした競技としての『大乱闘スマッシュブラザーズDX』*¹の国内ランキングです。Twitterで用いられてるハッシュタグは「#日本スマブラDXランキング2019」、他にも「Japan SSBM Rank 2019」などのコメントと一緒に国内外両方でつぶやかれているので探してみてください。

本稿はアートワーク担当の視点から、ランキング作成に参加するに至った経緯や、TOP30ランキングアートワークと上位選手個別のランキングアートワークのコンセプトを紹介していきます*²。

なお、これまでの国内ランキングについては201620172018年のものが記憶に新しく、これらは今回ランキングに載っている選手たちの戦いの軌跡を知る一助になるでしょう。

また、以前のランキングを先導して作成してくださっていたaMSaさんが彼のnoteで今回のランキングについて触れているので、そちらも読んでみてください。

*¹同作は英語で『Super Smash Brothers Melee』と表記され、それぞれの頭文字をとって『SSBM』と略されるのが一般的。また、以下本稿では『スマブラDX』と略記し、他シリーズについても同様の仕方で表記する。偶然本稿を手に取り「競技としてのスマブラ?」となっている方はこちらの別稿をどうぞ。

*²画像に記されている通り、Designed by @smabrosMARINE(except characters and stage)。素晴らしいゲームをこの世に生み出してくれたことをいつも感謝しています。

参加の流れ

さて、今回の活動は、A&Bさんからご連絡をいただいたことに始まります。手前味噌で恐縮ですが、「プレイヤーたちのモチベーションを上げるランキングを作りたい」という彼の想いを実現する手助けが一定以上できたかなと思っています。

ランキング発表配信のコメント欄や解説役のShippuさんやSanneさんそしてランキングスタッフのMr.SuiSuiさんなどにも好評をいただいて嬉しかった。Twitterを覗いてみるとDX界隈以外の方の目にもとまったようでホクホクしています。

A&Bさんは『スマブラDX』を主戦場とし、宅オフ(交流会)を継続的に開いたりその様子をYouTubeで配信したりしてきたプレイヤーの1人。

同宅オフは『スマブラDX』と『スマブラSP』をプレイすることのできる場として広く門戸を開いてきただけでなく、彼自身を含めた関東在住のプレイヤーを中心にそのプレイヤースキルを上げる点で大きな役割を担ってきました。

本稿下で紹介しているランキング発表配信終盤での「今回のランキングには懸けてまして〔中略〕30位に入らなかったら辞めると決めてての24位だった」(02:55:50~)という彼の発言からも、その活動に注がれた熱意の程を伺い知ることができると思います。

2019年のランキング作製にこのような形で携わることができてよかった。A&Bさん、そして作成発表スタッフのみなさん、ありがとうございました。

では、ここからランキングアートワークの紹介を始めていきましょう。


TOP30ランキングアートワークについて

画像11

TOP30アートワークはできるだけ多くのプレイヤーが目立たせることを考慮に入れて作りました。

一見するとわかるように結構な人数のプレイヤーを1枚に収めなければなりませんでした。加えて、30人のプレイヤーをTwitterなどのSNSでも視認可能な仕方で紹介する必要も。

このような事情から、基本的にはプレイヤー名とその使用キャラクターを添えるだけにしていますが、それだけだと味気ないし、選手目線で見たときに若干寂しい気もします。そこで、上位3名についてはプレイヤー写真と共に紹介することに。選手の写真は加工して全体の色味と調和がとれるようにしています。

TOP8はゲームに限らず注目される桁の順位ですし、1秒当たりの操作量が常軌を逸したレベルで多い*³『スマブラDX』でこの順位にランクインするのは並大抵のことではないので、4~8位までの選手は写真なしですが、その代わりに9位以下の選手よりも大きくスペースを割り当てています。加えてTOP8には枠を付けて見た目の違いをさらに強調するレイアウトにし、その成果を讃える形に。

選手名の長さや使用キャラの数により、細かなところを見ると一部レイアウトが崩れているように感じるかもしれませんが、より大きな部分や全体として最終的にバランスの取れるデザインに落ち着かせることができてホッとしました(一応断っておきますが、選手名の長さや使用キャラの数を腐す意図はありません)。

*³『スマブラDX』の操作量が多いことは競技プレイヤーにはよく知られてきた(というか否が応でも体感してしまう)ことである一方で、スマブラハウスのaMSaさん回でも言及され一般的に知れ渡り始めた今日この頃。


選手個別のランキングアートワークについて

冒頭で言及したように、今回は上で紹介したTOP30画像とは別にTOP10までの選手たちは個別のアートワークを準備しました。主な理由は3つ。

①ランキング発表までの準備期間で可能な限り多くの選手たちにスポットライトが当たるようなものを作りたかった、②A&Bさんが中心となって行うランキング発表配信を演出面でバックアップしたかった(配信自体には不参加)、③同配信にTOP10発表パートが用意されていたからです。

ランキング発表のバックアップを通じて、TOP30ランキングアートワークでは条件的に実現不可能だったことを行うことが可能になるとわかったので、追加で作製するに至ったというわけです。

動画作品を作製しようとも考えていたので、「映画っぽい雰囲気を醸す感じにして、かつ、選手のステータスが一目でわかりSNS上の視認もしやすい形に仕上げる」というコンセプトを採用しデザインしました。有体に言うと「かっこよくて実用性もある」アートワークを目指した、ということです。

ランキングとなると普段手の届かない方にも見てもらえる機会に恵まれますが、ランキング画像だけでそのゲームがどのようなものなのかを具体的に伝えるのは困難です。このようなケースではそれを目にした方に何かしらの取っ掛かりを残すことが自然と目標になります。そこで「『スマブラDX』よく知らねえけど、とりあえずなんかかっこいいじゃん」、こう感じてもらえるように作製しました。

また、ランキングは選手にとって昨年の集大成。発表時だけでなく、その後も何かしらの形で使用してもらえるようなクオリティにしたいとも考えていました(バナー用は現在制作中)。発表直後、選手たちが配信のスクショとともにツイートしているのを見たときはとてもうれしかった。

2019年01月22日(水)追記:発表後にはTwitterヘッダー向けにデザインされなおされたアートワークを選手に利用していただいています。これについては別稿で。

また、もちろん、これはTOP30ランキングアートワークと地続きになっています。というのも、その方が「SSBM RANK JPN2019」のアートワーク群として調和がとれるからです。

では、TOP10の個別アートワークの紹介です。


1位Shippu選手

画像2


2位CJE|Sanne選手

画像3


3位Gucci

画像4


4位Honda|Sheik

画像5


5位Falpan

画像6


6位DHC|まっすん

画像7


7位Kounotori

画像8


8位muro

画像9


9位nagaimo

画像10


10位NEG

画像11


最後に

ここまで読んでくれた方ありがとうございました。

冒頭の繰り返しになりますが、今回アートワーク協力という形で「SSBM RANK JPN2019」に携わることができてうれしく思っています。

ランキングのひな型を作ったPlataさん、それを完成版に昇華したA&BさんMr.SuiSuiさんあべさん、そして発表会で解説役をしたShippuさんSanneさん、おつかれさまでした。

地理的な事情から私が写真を手元に持っておらず困っているところに、写真提供をしてくださったKounotoriさんnagaimoさんにも感謝しています。

SSBM RANK JPN 2019発表配信アーカイブはこちら▽

ところで、本稿の読者はまずもって『スマブラDX』勢になると思いますが、SNS上でこれを見つけた『スマブラSP』勢の方もいるでしょうし『スマブラ64』勢の方もいるかもしれません。

さらに言えば、スマブラシリーズを主戦場にしていないゲーマーの方も、少ないかもしれないですが、いらっしゃるはずです。

そこで軽く自己紹介をして本稿を締めたいと思います。

以前は主にGCC's blogという個人ブログの運営(オフレポ/翻訳/選手インタビュー記事などを執筆)や『スマブラSP』攻略専門メディア「Smashlog」様への寄稿を行ったりしていました。

ざっくり言ってしまうと、私はこれまで『スマブラDX』の魅力をコミュニティの内外に伝える活動をしてきましたということです。

クリエイター活動で言うと、現在では文字媒体よりも今回のような「SSBM RANK JPN2019」アートワークや『スマブラDX』の大会ハイライト動画を作製することが多くなっています。また、ゲーミング界隈以外から受注した動画編集を行ったりもしています。

では、またお会いしましょう。

・Twitter ID: @smabrosMARINE

・写真やアートワークの一部を掲載したFlickr: https://www.flickr.com/photos/186212319@N02/albums

アートワークのTwitterヘッダー化についての記事はこちら。


はてなブログで『大乱闘スマッシュブラザーズDX』のテクニック解説翻訳や大会のオフレポ、雑誌記事、そしてWeb新聞を執筆しております。こちらのノートでの執筆も始めました。こちらでサポートしていただけたら、とてもうれしいです。