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シュール歌詞コンピに参加しました

こんにちは。
grizzly boy romanceのcomainuです。
宅録系フォークロックグループと自称してます。

長い文章書くのいつ振りだろう……
昔(と言っても10年以上前)バンド解散後、やることがなくて小説を書いて群像やら色んな賞に送ってたけど、本当にそれ以来。
拙いですけど、よろしければ読んでください。

1)シュール歌詞コンピについて

タイトル通り、takahashi/Aitataさん主催のシュール歌詞コンピ#4に参加させていただきました。
ちなみに前回も別名義(comainu)ですが、2曲目で参加しています。

なので、二回目の参加になります。
今回のコンピのURLはこちら。

9曲目で参加しました。
そして書いている今も聴いています。なんかアルバムに不思議な一体感があるんですよね。それを言語化するのはとても難しい。でもアルバムとして良いのはわかる、そんな感じ。
何はともあれ参加できて本当にうれしいです、ほんと。

2)歌詞について

これから記載するのはtakahashi/Aitataさんが書いてくれた歌詞です。
掲載にあたっては許可をもらっています。

希望するから

名前の無い空爆が午前3時を染めた頃
愛する人の自宅では声を枯らして誰かを探す
名前の無い愛情が誰かと誰かを呼び寄せた
最果ての地の鳥たちが行く宛もなく飛び立っていく

ひとりだけ覚えてた
表情、輪郭、触ったときの感じ
一言だけ覚えてた
それを頼りに燃やした空気を

境のない空間で誰も人じゃなくなって
替えの効かない魂はあらゆる嘘を浄化していく
名前の無い愛情が誰かと誰かを呼び寄せた
最果ての地の鳥たちが行く宛もなく飛び立っていく

散々触れた記憶を楽園に忘れてきた
あんなに荒れた肌を今は僕が誰かに重ね

ひとりだけ覚えてた
表情、輪郭、触ったときの感じ
一言だけ覚えてた
それを頼りに燃やした空気を


3)参加した事やその感想云々

昨年、シュール歌詞コンピ#4の募集があったのですぐ手を挙げました。
Aitataさんから「テーマを決めていいですよ」と言われたので、ご好意に甘えて、希望をテーマにお願いしました。
理由はシンプルに今の時代に必要だと思ったからです。
それからすぐ歌詞が送られて来ました。早くてびっくりした記憶があります。すごっ、みたいな。歌詞は初見で「ああ、いいな」って思いました。情景も見えるし、その中を歌詞の中の人たちがシルエットのまま動き出すような、そんな感覚。文字でありながら、視覚的な強さも持っていました。

この歌詞で一番好きな部分は、
「ひとりだけ覚えてた」
この部分です。

歌詞を書く上で大切なのは、普遍的な事柄をそうではない言葉で表現することだと思ってます。今回であれば、希望を希望という言葉ではなく、「ひとりだけ覚えてた」というゼロではなくイチ、無ではなく有という形で書いてあったのが素敵だと思いました。まさに希望。

メロディーに関しては、なんとサビの「ひとりだけ覚えた~」は歌詞をもらった次の日、Aメロの「名前のない~」はその次の日くらいに完成しました。良い歌詞は良いメロを生むとは良く言うけど、本当にすんなり完成したのでうれしかったです。
トラックの完成には相当時間かかりました。それで学んだこともあるからいいんですけど。一人でバンドサウンドはやっぱり大変です。あと歌もetc...

あ、あとコレは完全に自惚れなんですけど、ラクダビルメンテナンスさんの名曲「帰宅」に良いパスできたんじゃないかと勝手に思ってます。アルバム全体の流れとして、ギアを上げていくような感覚でスロウなぼくの曲から明るく切ないパワーのある「帰宅」にパスできたのはうれしかったです。自分しか思ってないかもしれないけど(笑)。ってか、アルバムの最後が「帰宅」ってなんか良いですよね。曲はもちろんですけど、その言葉が。アルバムのまとまりとして完璧だと思います。

余談ですが、この曲で使っているクラシックギターはブックオフバザーで1000円だったんですけど、結構良い音じゃないですか?笑
メーカーもよくわからないけど、気に入ってます。

4)最後に

文章が上手にまとまらないのでここまでとします(笑)

こんな大変な時期にぼくには見えない何かと対峙しながら、音源を出すところまで辿り着いてくれたAitataさんに本当に感謝しかありません。

ありがとうございました!
読んでくれた方もありがとうございました!