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【オンライン講義第15回】パナソニックスポーツ株式会社が目指すもの

皆さま、こんにちは!
ガンバ大阪サッカービジネスアカデミー事務局です。
あっという間に、オンライン講義最終回を迎えてしまいました。
毎回多くの学びがあり、視野が広がるばかりでしたので、終わってしまうのがとても寂しいです。
今後は、受講生の皆さまの活躍を見守っていきたいと思います。
それでは、オンライン講義第15回の内容をご覧ください♪

※オンライン講義第15回に関しましては、一般公開不可のため、記事掲載を見送りとさせていただきます。ご興味のある方はぜひGBAにご参加ください

新星!スポーツ事業に特化するパナソニックスポーツとは!

今回は「パナソニックスポーツ株式会社が目指すもの」というテーマで、パナソニックスポーツ株式会社 代表取締役社長 久保田 剛(※)が登壇しました。久保田は、テレビ番組制作会社を経て、1994年に株式会社エヌ・ティ・ティ・アドに入社し、スポーツ文化イベント担当課長としてトライアスロンのナショナルチームのサポートや、Jリーグ大宮アルディージャの立ち上げなど、スポーツに関する業務に従事しました。その後、2008年に株式会社フロンテッジにてFIFAワールドカップ南アフリカ大会のアクティベーションなどを経験。2010年には、Jリーグ大宮アルディージャの取締役事業本部長としてJクラブの経営にも直接携わりました。パナソニック株式会社には、2019年に入社して企業スポーツセンター所長を務め、本年4月にパナソニックスポーツの代表取締役に就任しました。

※株式会社ガンバ大阪 取締役(非常勤)

講義では、まずパナソニックスポーツがどんな会社なのか、概要の説明を行いました。「スポーツ事業強化のために母体から新会社を設立」という特徴的な会社であり、その中身に関してとても気になります。パナソニックとスポーツの歴史に始まり、新会社設立の経緯、さらにミッションやビジョンまでを丁寧に紐解くことで、より理解が深まる内容になりました。

講義スライド(一部抜粋)

さらに、事業の今後の方向性にも触れ、より具体的な事業展開がイメージできました。パナソニックスポーツは、保有している3チームに加えて、社会人野球と女子陸上を含めると、年間を通してスポーツを届けることができる存在であるという特徴があります。複数チームを保有する強みを活かし、競技を超えて各チームの知見を共有し、ハイレベルでの平準化を目指していくそうです。ガンバもその一員であり、30年間蓄積してきたノウハウを他チームに還元しつつ、より良いものは吸収して互いに高め合っていきます!

講義スライド(一部抜粋)

結びには、パナソニックスポーツがスポーツ業界をさらに盛り上げていくための「持続可能なスポーツ組織の模索」と「企業スポーツとプロの在り方」という2つの方針をご紹介しました。これまでの講義にて、受講生の皆さんも向き合ってきたテーマであり、実施企画や皆さんそれぞれの立場から、今後のスポーツ業界の発展に関わっていかれることを期待しています!

講義スライド(一部抜粋)

久保田より「スポーツでしっかりと収益を上げられる仕組みを作りたいと思っており、GBAの受講生のようなビジネスの第一線で活躍されている方に関わってもらえればスポーツ業界は良くなっていくと思う。必ずしもトップスポーツの競技者である必要はなく、GBAをきっかけに興味関心をもって、スポーツ界に関わっていってほしい」という、力強いメッセージが伝えられました。

企業スポーツの今後を考える!

今回のディスカッションテーマは、「今後、企業スポーツはどう進化すべきか?」に設定をしました。より深いディスカッションをするために、久保田より日本のスポーツの歴史と、企業とスポーツの関わりについての解説も行いました。久保田が直視するスポーツの現実がわかり、課題を理解することができました。以下に受講生のアイデアと久保田、ファシリテーターの竹井からのフィードバックをご紹介します。

講義スライド(一部抜粋)

受講生:「スポーツは当事者や好きな人は楽しいが、そうでない人からすると興味がわかないコンテンツである。しかし、格闘技でよくあるが、競技者のバックグラウンドを知ることで応援する思いが強まり、より楽しむ事ができると思う。その他のスポーツにおいても、そうしたエッセンスが散りばめることで、プロも企業スポーツも共感を生んで盛り上がると思う。そういう意味で、スポーツは興味感心のない人にとっては、つまらないものだと自覚することから今後の進化が生まれると思う」

久保田:「非常に面白い視点で、納得する。企業スポーツは特に共感を得るのが難しい。興味関心があるのは、競技全体から見ると2割くらいの人しかいない。さらに身近に感じてもらうのには、背景や本質に対する共感を生むことが重要だと思う」

竹井:「表現は違うが、本質的にはスポーツの価値は何か、ということであり、価値を感じてもらえなければビジネスにならない。企業スポーツは、元は社員への福利厚生という価値をもっていたが、ニューイヤー駅伝や都市対抗野球となると、広告宣伝という価値を持つ。スポーツの持つ価値は様々であり、だれにどういう価値があるのかを、再度洗い出してみると、思わぬところにヒントを見つけられると思う」

今後も実施企画や受講生の情報をお届けします!

今回で、オンライン講義が終了という一つの節目を迎えましたが、GBAは今後も続きますので、noteにて情報を発信していきます!
主なトピックとしては、受講生グループによる実施企画のレポートです。これまでの講義のインプットを受けてどのようなアウトプットがされるのか、今から期待が高まります。さらに、受講生の皆さまにフォーカスし、GBA参加の動機や実際にサッカークラブに転職された方のその後を追った記事も、掲載していきます。
今後とも、GBAをよろしくお願いします!

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