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GOAT(3) 過去から振り返った今

今ここが『最高地点(GOATの意味)』とのメッセージ性をもつNumber_iのデビュー曲。この曲が出る前までの私は、録画しMusicStationの旧キンプリ『彩り』に合わせて歩いたりストレッチをしていた。舞台背景までセットで華々しい、5人の素敵な記憶は色褪せない。昨日は放映もあったという。

それまではもう歌えないのは惜しいと思っていたけれど『GOAT』を見ていると、彼らにとっては全てがここに来るまでの準備段階、よい経験であったのだと自分の意識がはっきりと変わっていることに気づいた。

昨日読んだシーナ・アイエンガー氏の言葉の影響らしい。インタビューの大野和基氏はプロローグで『自らの人生は運命に従ったからなのか、それとも選択の結果なのか、という問いに我々は日々直面している。リスクを取りたがらない日本人・・・(中略)自分の置かれた環境を、独力で変える能力である選択の原理・・・』とある。
Number_iは自らの環境を自ら変えた結果の今がある。
(日本人の特性の長所を理解したうえで、)日本人はイノベーションに対する敬意を文化の中に作り出さなければならない。そのためには失敗に寛容になること。ワイルドなアイデアを持っている人からしかイノベーションは生まれない。

そして私は失敗は、経験からしか得られない直観の蓄積だと考える。一つの経験は、成功への貴重なプロセスの一つ。

Number_iのこれからの挑戦は、再チャレンジが決して新しいことではなく、『一度失敗したら終わり』という社会が健全ではないことを改めて教えてくれた。セカンドチャンスもサードチャンスもあるということだ。

挑戦し、充実した日々を過ごし、心技体を整え研いたらまた、挑戦しよう。

(参考)
『知の最先端』   
  フランシス・フクヤマほか著       PHP新書

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