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5/31の『虎に翼』 優三の手紙 憲法13条14条 (私的覚え書き)

今日のNHK連続テレビ小説『虎に翼』は河川敷で新聞を見る虎子の姿から始まった。

戦病死で亡くなっていた夫優三の、遅れて届いた手紙・・・優三さんの声のナレーション
『虎ちゃんができるのは、虎ちゃんの好きに生きることです。また弁護士をしてもいい。違う仕事を始めてもいい。ゆみのいいお母さんでいてもいい。僕の大好きな、あの、何かに無我夢中になっているときの虎ちゃんの顔をして、何かを頑張ってくれること。虎ちゃんが後悔せず心から人生をやりきってくれること、それが僕の望みです。』

今日のテーマは、新しい憲法の公布に繋がる。この『新しい憲法』は今の日本国憲法。それまでは大日本帝国憲法。

虎子は家族会議を始める。
「新しい憲法が公布されるの。これから私たちはみんな平等なの。男も女も、人種も家柄も、何も関係ないの。素晴らしいことだと思わない?」
そして虎子は、読み上げる。

『第13条  すべて国民は個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り立法その他の国政のうえで最大の尊重を必要とする。』第14条『すべて国民は、法のもとに平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的、社会的関係において差別されない。』

「ね、素晴らしいでしょ?(中略)私たちは一人一人尊重されなければならないの。
(中略)私はずっと学んできた法律の世界で人生を‥。私の幸せは、私の力で稼ぐこと。人生をやりきりたい」

(中略)大学進学を躊躇う弟に虎子は諭す。「僕は猪爪家の長男として、この家の大黒柱として」と言う弟に虎子は声を重ねる。
「そんなもの、ならなくていい。新しい憲法の話、したでしょう。男だからってあなたが全部背負わなくていい」

すべて国民は
法のもとに平等であって
人種、
信条、
性別、
社会的身分、
または門地により
政治的
経済的
社会的関係において
差別されない。

この声に後押しされるかのように、虎子は歩み始める。15分の朝ドラの13分辺りで、米津玄師さんの『さよーなら、またいつか』が流れる。これもいい歌。

昭和21年11月13日  新たな時代の憲法が、広く国民に知らされた。


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