~リスペクト教室~構想から実現まで
サッカーをプレイヤーとして楽しんでいた11年間(小学校2年生から高校3年生まで)と指導者や審判といった関わる立場として活動してきた期間も今年で11年目を迎える。プレーヤーとしての11年間も指導者、審判としての11年間もサッカーが大好きであるということに変わりはない。ここまで、サッカーにのめり込ませてくれた周りの人に感謝の気持ちでいっぱいである。そして、これからは私もサッカーを通して、夢や勇気、感動、希望を与えられる一人であり続けたいと考えている。
東京オリンピックが終わった頃だろうか3,4年ほど前からスポーツの可能性について考えることが増えた。グラスルーツ(小学生)のサッカーに関わることの多い私は、サッカーの普及、育成と教育の両面の仕事があると考えている。強化(勝敗)についても大切な要素であると思うが、小学生や中学生の年代は普及や育成の要素が強いであろう。
そこで、小学生を指導している者として、「サッカーの普及、育成+教育」を掛け合わせて地域貢献活動をしたいと考えた。地域貢献活動と聞こえがいいが、みなさんと魅力あるサッカー環境をつくっていきたいということだ。そして、小さなことから行動を起こしていこうと構想を立てては、悩みを繰り返す日々を送っていた。その当時の私は理解してもらえるのか不安が大きかった。しかし、本気でサッカーが好きなこととスポーツは今の日本社会の課題を変えられる力があると信じ挑戦することにした。日本サッカー協会は「フェアで強い日本を目指す」としてリスペクト「大切に思うこと」を合言葉で出している。この言葉は私の思い描く魅力的なサッカー環境づくりの中心となる一番しっくりくる言葉である。
この言葉の本当の意味について深く考えることができたいときに国境、人種、性別、障害、世代を超えて幸せになると思う。それではどのように私が伝えていくことができるのか。伝えるというとおこがましいので、どのように一緒に考えていけるのか。長い構想期間を経て、多くの人にご協力いただいて実現することができた記念すべき第1回リスペクト教室について次回は書いていこうと思う。
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